- 今年の夏は3年半ぶりのバリ島旅行の予定を立てており、現在着々と準備を進めているところです。(海外旅行自体が久々すぎて、何から準備すればいいのか思い出しながらの作業ですw)
- 昨年の今頃にも同じような準備をしていましたが(旅行自体はパンデミックのため泣く泣くキャンセル)、それをブラッシュアップする形で「今年の夏の通信環境はこれでいく」という方針をまとめておきます。
(金額などはすべて2023年8月時点の情報に基づいています)
昨年の方針。
昨年のポイントは以下の通りでした。
- 現地(特に空港で)のSIMカードは、もう買わない。
- ネット通信はahamoを利用する。
- 同行メンバー間に限らず、LINEが使える人とは極力LINEでコミュニケーションをとる。
- 日本の固定電話・携帯電話などに番号通話する場合は、楽天モバイルのRakuten Linkアプリを使う。
- 現地のお店などとやりとりする場合は、WhatsAppを使う。
詳しくは、こちらの過去記事をどうぞ。↓
今年(2023年)の方針。
以下、今年の変更点(改良点)なども含め、まとめてみます。
現地(特に空港で)のSIMカードは、もう買わない。
現地空港の到着ロビーに陣取るSIMカードショップの販売方法について、いささか疑問を感じたことがあり、おそらくそれは今も変化していないものと勝手に想定し、この方針は今年も継続するつもりです。
ネット通信はahamoを利用する。
NTTドコモ系の格安SIM「ahamo」は、海外でのローミング開始から15日間という期限付きではありますが、eSIMによる20GBのデータ通信が月額2,970円で利用できます。これは破格だと思います。
今回の旅行が1週間程度、かつ同じ月内で完結する予定なので、「月初に契約 → 現地でデータローミング開始 → 帰国後に(月が変わる前に)解約」という形での利用を計画しています。
(解約金もかかりません)
ただし、「今回はともかく、次の海外旅行時に再びahamoを契約できるかどうかは分からない」という点には留意する必要があります。
理屈としては「海外旅行のたびに契約と解約を繰り返せば、その都度快適なデータ通信環境が確保できる」はずですが、先日サポート窓口に「契約と解約を年に数回繰り返しても問題ないか?」訊いてみたところ、「新規契約ごとに審査がある。審査内容については教えられない」との反応が返ってきました。
つまり、何度か契約と解約を繰り返すうちに「あなたとは、もう新規契約はできません」と拒否られる可能性がゼロではないということなんだと思います。
「詳細は教えられない」と言われた以上、「それってブラックリストに載るとか、そういうことですか?」などのムダな追加質問はしていませんが、いずれにせよお世辞にも優良顧客とは言い難い行動なので、実行にあたっては各自の責任でよろしくお願いします。
今回、私はahamo初利用なので特に心配していませんが、次回以降の新規契約において審査ではじかれたら、その時には素直に次善策を考えたいと思います。
同行メンバー間に限らず、LINEが使える人とは極力LINEでコミュニケーションをとる。
ahamoのおかげでインターネットが20GBも使えるので、仲間内とのやりとりならLINE一択で何の問題もないと思ってます。
日本の固定電話・携帯電話などに番号通話する場合は、050番号のIP電話アプリからかける。
昨年の「Rakuten Linkを使う」から大きく変わったのがこの部分です。
私はすでに楽天モバイルを解約していてRakuten Linkが使えないため、いろいろ考えた結果、SMARTalkという050番号のIP電話アプリを使おうと思っています。
もともと私は、このサービスを「スマホの留守番電話機能を無料で使う」ために加入しておりました。
詳細は省きますが、「メインのスマホに着信した電話に30秒応答しなければ、このSMARTalk番号に電話が転送される設定にしている。で、SMARTalk側の留守電機能利用は無料なのでメインスマホのキャリアで留守電の有料オプション契約をせずに済む」というのがそもそもの加入理由です。(しかもSMARTalkさんは基本料金もかかりません)
で、SMARTalkさんからもらった050番号を使って電話をかけることは当然できますし、しかも海外からでも国内からでも通話料金が同じ(相手が日本国内なら、固定宛でも携帯宛でも30秒あたり一律で税込8.8円と格安)なので、今回はこの方法を採用しようかと思っています。
主な利用シーンとしては「いまだにガラケーしか持たず、LINEが使えない年老いた両親とのやりとり」を想定しておりまして、「向こうからかかって来てもあえて応答せず、30秒待ってSMARTalkの050番号に自動転送 → 留守電メッセージが再生されて録音開始 → 追ってSMARTalkから着信通知メール(録音された音声も添付される)が私に届く。しかもスマホキャリアにありがちな『海外では着信側にも料金』が発生しない」というスキームが組めていますし、こちらからの発信も30秒あたり8.8円ですから、十分に許容できるコスパではないかと思っています。
(ただし、こちらから折り返した際に通知されるのは、親がふだん見慣れない「050」から始まる番号になるので、その旨だけは事前に伝えておいたほうが良さそうですね)
なお、いま現在、残念ながらSmarTalkさんは新規申し込み受付を停止しています。
類似サービスを探される方は「050 IP電話 個人向け」などでググってみてください。
現地のお店などとやりとりする場合は、WhatsAppを使う。
この方針は、今回も継続です。
というか、昨年ぐらいだとまだ「WhatsAppに対応していないお店には、ホテルかスマホから有料で電話するしかないか」という割り切りも必要でしたが、今やバリ島においては私が行きたい店のほぼ全てがWhatsAppアカウントを持っており、観光客相手の施設とならWhatsAppだけで通話もチャットもできてしまうという、すばらしい状態になっているようです。
ただ、自分の携帯番号がそのままWhatsAppのアカウントIDになってしまうため、念のため私はKDDI系の格安SIM「povo」を新規契約し、その番号でWhatsAppのアカウント登録をやり直しました。
- ahamoの新規契約で作った番号でアカウント登録してもいいのだが、1ヶ月で解約予定の番号がWhatsAppのアカウントIDになるのもどうかと思った。
- povoは、180日間(≒半年)に一度「データトッピング(安いものだと330円)」を購入すれば、毎月の基本料金はゼロ円で080とか090から始まる携帯番号を維持できる。
- 年間で660円程度のコストなら、旅行後にもサブ番号として持ち続けてもいいかな、と思った。
とまぁ、そんな経緯です。
WhatsAppを使う上では、その圧倒的利便性と、ふだん使いの携帯番号をさらすリスクのバランスを考えることになります。
上記のようにサブ番号(ここではpovo)でアカウント登録しておけば、万が一「WhatsAppのID(=電話番号)に、怪しげな国際電話が頻繁にかかってくる」ような事態になっても、WhatsAppアカウントを削除してpovoを解約してしまえば食い止めることができますので、念には念を入れてみたというわけです。
気になるかたは「WhatsApp 電話番号 リスク」とかで検索してみてもいいかと。
(もちろん、「店員さんや旅行ガイドさんにアカウントID(=電話番号)が伝わったら、何が問題なの? っつうか伝わるから予約できるんじゃん。そんなの心配してたらなんの予約もできないじゃん。わざわざサブ番号を作ってまで警戒する話か?」という意見もあると思います。このへんのリスク許容度は、人それぞれですよね)
補足。(各種アプリと電話番号の関係)
現地で利用するアプリとしては、LINEやWhatsAppの他にも「Grab(ライドシェアアプリ)」「MyBluebird(現地の優良タクシー会社専用の配車アプリ)」などを想定していますが、いずれも「アカウント登録時にSMS認証が必要だが、それが終われば電話番号(SIM)が変わってもアプリは使用できる」らしいので、日本から出国するまでに新規ものの登録は全て済ませておこうと思います。
その上で「現地でやってみたらアプリが使えなかった」などのエピソードがあれば、また追って投稿いたします。
関連サイト。
- ahamoさんの「海外データ通信」紹介ページ。↓
- povoさんの公式サイト。↓
- SMARTalkさんの公式サイト。↓
(実は楽天モバイルが運営。そして新規申し込み受付は停止中)
- WhatsAppさんの日本語公式サイト。↓
- Grabさんの日本語公式サイト。↓
- Bluebirdさんの英語公式サイト。↓
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