- バリ島のスーパーでCitra(シトラ)石鹸を買った際の投稿でも触れましたが、石鹸はバリみやげの超・定番です。
- 私もかつては、「日本向けブランドと同じ品質の石鹸が安く買える」という噂を入手し、ウブド の石鹸工房(兼店舗)までわざわざ出向き、知る人ぞ知るナチュラルソープを何十個と買い込んだりしていました。
- ただここ数年は、上記Citra関連の記事からも分かるように「ナチュラルソープでなくてもいい石鹸あるじゃん。わざわざ石鹸のために遠出しなくてもいいじゃん」という気分になっているので、その石鹸工房には長らくご無沙汰しております。
- そんなわけで、かなり古い情報ではありますが、そのウブド の石鹸工房『Burat Wangi(ブラットワンギ)』をご紹介してみます。(回顧録としてお読みください)
When(訪問・利用・購入時期)
- たぶん、2002年頃に初訪問。
- その後、2010年代なかば頃まで、「ウブド に滞在したら、必ず立ち寄る店」のひとつになっていました。
Where(所在地)
- ウブドの中心部から見て東方向にあります。中心部から徒歩で行くのはちょっとしんどい距離です。
- で、さらにしんどいのは、工房の前まで(少なくとも観光客は)車で行くことができず、以下のようなルートを徒歩で進むことになるのです。
- Googleマップだと、ちゃんとした道路が通っているようにも見えますが、実際には「田んぼのあぜ道」しかありません。
- おまけに、上記徒歩ルートのスタート地点が、非常に分かりにくいのです。
- 下のストリートビューで解説すると、「シャッターが完全に降りている一番奥の小屋」と「幹に小さな看板がいくつか打ち付けられている木」の間の小道が、ブラットワンギの徒歩ルート開始地点なのです。↓
- ここを上がっていくとすぐ田んぼのあぜ道につながります。初回訪問時は「ホントにこの道で合ってるのか?」と、かなり不安でした。
Who(同行者の動きなど)
- 同行メンバーの中に、「日本で売ってる◯◯石鹸って、ウブドで作ってるんだって! 直接工房に行けば安く買えるんだって! ラベル・包装こそ現地仕様らしいけど、中身が同じなら絶対お得じゃん!」と主張する人間の勢いに押され、道に迷いながら汗をかきかき向かったのが最初です。
Why(訪問・利用・購入目的&期待値)
- 石鹸は、ばら撒きみやげにピッタリ!
- バリの石鹸ブームの火付け役、「◯◯石鹸」の製造元に行って、ナチュラルソープを安く買おう! たくさん買おう!
What(やったこと・体験したこと)
- 2002年当時、ブラットワンギは今ほど知られておらず、現地の旅行代理店にさえ認知されていませんでした。
- チャーターした車のドライバーさんもガイドさんも、「ぶらっとわんぎデスカ? ウーン、ワタシ、シラナイデスネ」という状態でしたし。
- それでも、ネットで仕入れた「工房はこの辺にありました。どこそこの十字路からちょっと行ったあたりで車を降りて、あとは歩きます」という不確かな情報を参考に、ウロウロ迷いながら向かった記憶があります。
- 田んぼの中に建つ工房は、1階が作業場で2階がショップになっており、「ジャスミンは、ここにあるだけ?」と訊くと、1階から出来立てを持ってきてくれたりもしました。
- 毎回だいたい30個ぐらい購入し、当時の職場の同僚らに大半をばら撒いたりしていましたが、中にはブラットワンギのありがたみも知らずに「え〜、また石鹸?」とホザく奴も出始めたため、後期はほぼ自分で使用することに。w
- 香りも洗い上がりもかなり気に入ってましたが、次第に「石鹸のためだけに、ウブド のはずれのあぜ道を汗だくで歩くのってどうなの?」という気持ちが芽生え、最終的には「徐々に値上がりしてきたし、これだったら他の“ほどほどの石鹸”でもいいんじゃね?」みたいなことになり、足が遠のいてしまいました。
- 商品自体は、今も良い品質なのだと思いますが。
How Much(消費コスト)
- 記録が残っている範囲では、「2008年に30個ぐらい買って24万ルピア(当時で3,000円程度)」、「2010年に30個ぐらい買って27万ルピア(当時で2,700円程度)」という水準。
- 為替レートの影響があるものの、ルピア建てでいけば着実に値上がりしている印象。
Photo(記録写真)
- 2002年と2008年ごろの写真なので、現状とは異なっている可能性があります。
- まずは、車道に面した「徒歩ルート」の入口あたりから。
いい味出てます。
完全に書き直されてますが、テイストはキープ。
- ちなみに2019年1月に撮影されたGoogleマップのストリートビューで見ると、今では超シンプルな茶色い看板だけになっちゃってるようです。↓
こんなところに、ホントに石鹸工房などあるんでしょうか?
他にめぼしい建物がないので、「たぶんここだろう」と類推しただけですが。
当時は、こんな感じで陳列されてました。
独特のスカスカ陳列。
石鹸作りを抜け出し、2階で電卓と格闘するスタッフさん。
毎回、自分1人でこのぐらい(+α)の量の石鹸を買ってました。
Good(イケてる点)
- 出来立てホヤホヤのナチュラルソープが、その場で買える。
- 市中のみやげ物屋での価格、ましてや日本で売られている価格に比べて、リーズナブル。(←少なくとも当時は)
Not Good(イケてない点)
- 場所が不便。
- 「あぜ道トレッキングができる」と前向きに考えることも可能ではあるが…。
- 工房に着く頃には汗だく。
- 工房内にも、これといった空調はなく、せっかく清々しい石鹸の香りが充満する売り場で、1人汗臭くなる情けなさ。
Conclusion(まとめ)
- そんなこんなで、バリ島の古き良き石鹸屋さんのご紹介でした。
- 今ではショッピングモールとかに行くと、1個何百円もするような「高級ナチュラルソープ」もたくさん売られています。
- 有名なところではSensatia(センセイシャ)など。
- 「高級・手作り・ナチュラル」の路線でいくか、Citraのような「庶民価格・工場生産・大量流通」で攻めるかは皆さんのお好み次第ですが、とにかく種類が豊富ですので、バリ島に行ったらぜひ石鹸売場で香りぐらいは嗅いでみてください。
Link(関連サイト)
- Burat Wangiの公式サイトは発見できず。
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