- 2月に入ってから、羽田空港の新飛行ルートを、実際の定期便が飛ぶ「飛行確認」が始まりました。
- 山手線の左側沿線の街、それも北側の池袋や新宿よりも南側の渋谷・品川・大井町あたりでこの「飛行確認」に遭遇すると、これまで都心では体験したことのない大迫力の着陸飛行音が聴こえてきます。
- しかも、さすがに羽田空港だけあって、数分おきに飛行機が着陸してきますから、「ひっきりなしじゃん」という印象を抱かざるを得ません。
- ということで、品川区に「羽田空港のこれから」をPRする情報発信拠点があることを聞きつけましたので、覗きにいってみました。
When(訪問時期)
- 2020年2月初旬。
Why(見学しようと思ったきっかけ)
- 新ルートの計画は前から知ってはいたが、実際に飛び始めたら想像以上にうるさかった。
- しかも、着陸頻度がハンパない。
- これは一度、調べてみたほうがいいかも。
- とある「飛行確認」日のフライトレーダー画面がこちら。飛行機が数珠つなぎになってます。↓
Where(所在地)
- 都営地下鉄浅草線 五反田駅構内
- 改札階A1・A2出口付近
What(やったこと・体験したこと)& Photo(記録写真)
- そんなこんなで現地到着。
- 室内には、人の良さそうな(おしゃべり好きな)警備員さんが1人いるだけで、見学者は誰もいませんでした。
- 「写真撮影はご自由に」とのことでしたので、遠慮なく撮らせていただきました。
- 私が夢中で撮影していたからでしょうか、人なつっこい警備員さんが「ここに掲示してあるパネルの説明図とかは、すべてこっちの資料に載ってますよ。よかったら持ってって下さいね」と教えて下さいました。
How Much(見学コスト)
- 入場も資料も、すべて無料です。
Good(イケてる点)
- 常設であること。
- これまで都内各所で開かれてきた「説明会」での配布資料が、ここであらかた手に入ること。
Not Good(イケてない点)
- 警備員さんによると、3月29日の本格運用開始にあわせて、この拠点は終了しちゃうらしいです。たしかに、サウンドシミュレーションなんかなくても、リアルに騒音を聴けるようになるので、用済みっちゃぁ用済みなのかもしれません。
- でも「事前のPRは常設拠点を作ってちゃんとやったもんね。本格運用が始まれば、あとはこっちのもんだもんね」みたいな国交省さんサイドの割り切り方が垣間見えて、ちょっとイラッとするのも事実。
- 運用開始後も当面の間、継続しておいてもいいんじゃないでしょうか。
- もしかしたら「あまりの騒音の酷さに、ようやく目覚めた反対派住民たち」の拠点にできるかもしれませんし。
Conclusion(まとめ)
- ネットでも公開されている情報が多いとはいえ、紙の資料がもらえるという点において、貴重なスポットではないでしょうか。
- 一方、今でも一貫して新ルート反対の立場を貫く共産党さんの意気込みは買いますが、私個人としては、羽田新ルートによって増便できた飛行機に乗るなどして、その恩恵に預かる可能性も多分にありますので、なんとも評価がしづらいところではあります。
- 「増便されたら自分は当然乗るけど、頭上を飛ばれるのはイヤ!」じゃぁ単なるわがままになりますし、「自分は羽田発着の飛行機にはもう乗らない! その上で反対する!」と腹を括るのも、なんか違うような気もしますし。
- そうなると「増便なんて要らないし、だから新ルートも要らない」というのが一番筋が通っているのかもしれません。( → おそらく共産党さんの主張はこれに近いのだと思われます)
- いっそのこと共産党さんには、「こういう飛行ルートの設定や、今のような向きによる滑走路の配置」自体に大きな影響を与えている(はずの)いわゆる「横田空域」を大胆に見直してもらえるように頑張ってもらいたいものです。
- 国会で「東京上空の航空管制権を米軍から日本に取り戻せ!」とかやってくれれば、保守層ですら賛同するんじゃないかと思います。
Link(関連サイト)
- 国土交通省「羽田空港のこれから」公式サイト。
羽田空港のこれから - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
- 都営地下鉄浅草線五反田駅構内の“情報発信拠点”案内PDF。
- 羽田空港ターミナル ポータルサイト
http://www.haneda-airport.jp
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