「大人の休日倶楽部パス」を使って「中尊寺」に行ってきた。

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「大人の休日倶楽部パス」を使って「中尊寺」に行ってきた。
  • 2024年6月からの「大人の休日倶楽部パス」を使って、岩手県平泉町中尊寺に行って来ました。

  • 中尊寺は最寄駅の平泉駅から1.5kmほどなので、歩けないこともありませんが、今回の旅の拠点にした盛岡駅からだと東北新幹線で一ノ関駅まで行き、そこから路線バスを使ったほうが快適かと思います。(特に夏の炎天下を1km以上も歩くのはやめた方が賢明です)

  • すべての情報(価格を含む)は、すべて2024年6月時点のものです。

場所・ルート

中尊寺さんはこちらです。

 

ルートはこんな感じです。前述の通り、盛岡 → 一ノ関間は新幹線(自由席があって一ノ関にも停まるやまびこ号)でよろしいと思います。

 

ポイントは、一ノ関 → 中尊寺間の路線バスでして、往路・復路ともに1時間に1本程度の運行間隔ですので、「バスの時刻表に合わせて新幹線を見繕う」という順序になります。

実はそれよりも大変なのは、中尊寺のバス停を降りてからメインスポットの金色堂(こんじきどう)に向かうまでの徒歩ルートでした。距離は1kmちょっとですが、ちょっとキツめの上り坂がダラダラと続きます。

写真など

10時08分、盛岡発のやまびこ52号に乗車。
やまびこには自由席があるので、座席指定を受けずとも大人の休日倶楽部パスだけで乗車可能です。(自由席が混んでいても40分で一ノ関に着きますから許容範囲です。この日の自由席は空いてましたが)

10時47分、一ノ関に定刻で到着。

 

新幹線コンコースはこんな感じ。

 

在来線の改札を出たところに、ピカチュウさんが。
観光列車のポケモントレインがここから発着しているからだと思われます。

 

今年の一関夏まつりは8月の2日・3日・4日です。

 

一ノ関駅の在来線側の駅舎。いい味出てます。

 

駅舎の向かい側の街並み。

 

中尊寺には、この10番バス乗り場から一関前沢線(平泉線)に乗って「中尊寺」で降ります。
私は11時35分発に乗りました。

 

定刻の11時59分より2〜3分遅れて中尊寺着。運賃は大人390円でした。
そしてバス停のすぐそばに、なんと弁慶さんのお墓が。さすが平泉。

 

目の前に見えてきたのが中尊寺への表参道・月見坂。ここから中尊寺の本堂や金色堂へ徒歩で向かいます。
(帰りは13時19分発のバスに乗りたいので、滞在時間は1時間10分ぐらいしかありません)

 

参道に入ればもう境内だと思うのですが、本堂まで560m、目指す金色堂までは800mだそうです。
ちょっと予想外。。

 

で、だらだらと続く非舗装(というか砂利敷き)の坂道。
これまた予想以上。

 

歴史と伝統が感じられる根っこ。

 

そして、さらに続く月見坂。とっくに汗だく。
(ちなみに車いすで参拝される方は、ほぼ平坦な本堂や金色堂のそばまでショートカットしてもらえるタクシーでの乗降が可能とのこと)

 

「名物ですよー。ここだけですよー」と声がけに熱心な弁慶餅屋さん。

 

弁慶堂。文政9年(1826年)の再建。鎌倉彫が見事。

 

弁慶堂のある高台から平泉の平野を見下ろせます。美しい。

 

本堂と金色堂はまだ先です。

 

すばらしい杉並木。そして発汗は最高潮。

 

薬師堂
老朽化により令和2年(2020年)に建て替えられました。

 

この門をくぐると本堂

 

本堂。立派。

 

メインスポットの金色堂まであと200mぐらい。がんばれ自分。

 

不動堂
このあたりになると、「建物見つけたら写真撮って、はい、即移動」みたいな感じになってました。なんせ1時間ちょっとしかないので。。

 

峯薬師堂
「さっきの薬師堂と何が違うのか」をじっくり検証する余裕なし。

 

康永2年(1343年)鋳造の梵鐘が収められた鐘楼
つかれる部分が窪んでしまい、今ではこの鐘がつかれることはないそうです。さすが600歳超え。

 

ここまでは無料で拝観できますが、メインの金色堂と讃衡蔵(宝物館)は有料です。
大人は1,000円。各種クレジットカードや電子マネーに対応。

 

で、ようやく金色堂
この景色を見るには800mも参道を登る必要があったとは。まさに知らぬが仏。

「大人の休日倶楽部パス」を使って「中尊寺」に行ってきた。

 

人の切れ目をねらって撮影。

 

金色堂の手前に宮沢賢治先生の詩碑が。

 

読めない。。。

 

横の解説板を読んでも、いまひとつ意味が理解出来ず。。
こちらのサイトによると、金色堂をモチーフにした創作文とのこと)

 

このコンクリート製の覆堂の中に、金色堂の本体があります。

 

現在の覆堂は、昭和38年(1963年)製。
(このあと、移築された旧覆堂も見られます)

 

さて、肝心の金色堂ですが、讃衡蔵(宝物館)とともに撮影が禁止されてました。
まぁ、どちらも有料拝観制ですし、何よりも金色堂はそもそも奥州藤原氏三代の霊廟ですから、ワーキャー騒ぎながら写真を撮る場所ではないということですよね。

ということで、どんな見栄えなのかは、公式サイトでどうぞ。
(生で見る荘厳さには、どうやってもかないませんが) 

金色堂について │ 中尊寺を知る │ 関山 中尊寺[岩手県平泉 天台宗東北大本山]
金色堂は中尊寺創建当初の姿を今に伝える建造物で1124年(天治元年)、奥州藤原氏初代清衡公によって上棟されました。数ある中尊寺の堂塔の中でもとりわけ意匠が凝らされ、極楽浄土の有様を具体的に表現しようとした清衡公の切実な願いによって、往時の工...

 

経蔵
この中にあった重文や国宝の菩薩像とか経典類は、今は讃衡蔵(宝物館)で安置・収蔵されているそうです。

 

関山天満宮
もはや登っていく気力なし。

 

中尊寺金色堂といえば松尾さんです。

 

五月雨の降のこしてや光堂。
「すべてを朽ち果てさせる五月雨も、ここにはまるで降らなかったかのように、金色堂が光り輝いていることだなぁ」みたいな。

 
金色堂自体は建立から今年でちょうど900年(!)ですが、この旧覆堂は増改築を経て16世紀(室町時代)にこの形になったんだとか。

 

1124年に金色堂が建立されてから50年ほどで簡素な覆屋根が架けられるようになったとのこと。
逆に言えば、出来立ての金色堂に50年ぐらい覆堂がなく、雨風や雪に直接さらされていたわけで、それが一番驚きました。
あの金ピカの霊廟が、ここに剥き出しで建っていたとは、建てた藤原氏のセンスも相当なものだと思います。

 

讃衡蔵(宝物館)の見学ルートのラストにあったフォトスポット。
ここ以外は撮影NG。

 

参道を下る途中で見かけたお社とアジサイ。

 

なんとか13時19分の帰りのバスに間に合いました。

 

終点の一ノ関駅まで乗らずに竹山バス停で下車。中尊寺からの運賃は350円。

 

数分歩いて、青葉 直利庵という蕎麦屋さんに寄ることに。
極太の蕎麦が名物らしいです。

 

青葉 直利庵さんに到着。

 

盛岡市内にも、わんこそばで有名な直利庵さんがありますが、「盛岡の直利庵からのれん分けしたお店でウチの初代が修行したと聞いています。でも蕎麦の太さとか全然違いますが」という趣旨の話を、店員さんがおっしゃっていました。

 

天ざる。税込1,350円。

 

蕎麦の太さ、分かりますかね?
(個人的には、普通の太さの蕎麦のほうが好きかも)

 

お店のすぐ裏が磐井川なので、散策しながら一ノ関駅に戻ります。

 

磐井川の河川敷。
奥に見えるのが市街中心部(駅方面)。雲が日差しが遮ってくれていて、助かりました。

 

ということで、この後は新幹線で盛岡に戻った次第です。

次回に続きます。

関連サイト。

  • JR東日本さんの「大人の休日倶楽部」紹介ページ。↓
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