- 昨年に引き続き、年末恒例の『矢野顕子 さとがえるコンサート』に行ってきました。(12月13日 @東京・渋谷のNHKホール)
- 昨年の記事はこちらでどうぞ。↓
今年は特別な「さとがえる」。
1996年から毎年行われてきたこのコンサート、今回が25回目ということになります。
しかも、東京での会場は、ずーっとNHKホールでした。矢野さんご本人だけでなく、ファンにとっても一種の聖地になっていると思います。
で、今回は新型コロナの影響で、いつも以上に特別感の漂うものになっておりました。以下に思いつくままに特別ぶりを並べてみます。
- 東京以外の公演がなくなり、NHKホールの1公演のみに。
- そのかわり、ストリーミングによるライブ配信が実施。
- 3,500円です。
- 3,500円です。
- 座席は1席間隔で販売。
- フル定員が3,601席らしいので、最大でも1,800人しか集客できないわけで、興行的には厳しい環境下だということです。
- フル定員が3,601席らしいので、最大でも1,800人しか集客できないわけで、興行的には厳しい環境下だということです。
- 会場でのグッズ販売は三密回避のため中止。
- ネット上にて絶賛販売中。
- ネット上にて絶賛販売中。
- 座席の奇数列・偶数列で入場時間を調整。
- 退場についてもブロックごとの誘導・規制がありました。
- 退場についてもブロックごとの誘導・規制がありました。
- 来年3月から2022年6月まで、NHKホールは改修・設備更新工事のため休館となるため、休館前最後の「さとがえる」に。
- 天井の耐震性を強化するそうです。ちなみに2021年大晦日の紅白歌合戦は、東京国際フォーラムで開催することが既に発表されてます。 → プレスリリースはこちら。
- 天井の耐震性を強化するそうです。ちなみに2021年大晦日の紅白歌合戦は、東京国際フォーラムで開催することが既に発表されてます。 → プレスリリースはこちら。
- 矢野さんはニューヨーク在住のため、日本到着後に2週間の自主隔離をなさったとのこと。
とまぁ、異例ずくめのさとがえるだったわけです。
実際、矢野さんも、開演から2曲の演奏があって最初のMCの冒頭で感極まって涙を流していらっしゃいました。
日本とは比べものにならないほど感染拡大しているアメリカに住み、
日常生活においても厳しい行動規制も敷かれ、
マスク着用が政治論争化するなど、国じゅうを分断するような大統領選挙を横目で見つつ、
日米どころか世界中で満足な音楽活動ができなくなり、
それでもなんとかスタッフの尽力を得ながらNHKホールでの1公演にこぎつけ、
その1公演のために一流のミュージシャン(林立夫・小原礼・佐橋佳幸の各氏)にバンドとして参加してもらい、
自主隔離後からリハーサルをおこない、
いざ当日を迎えたら、目の前には1席おきにマスク着用のオーディエンスが座り、
ステージ登壇の瞬間から、定員の半分しかいないオーディエンスから、いつも以上の万雷の拍手喝采を浴びる。
(みんな、声に出して「おかえりー!」と叫びたいのをガマンして、拍手で表現してたんだと思います。当然その気持ちは矢野さんにも伝わったことでありましょう)
とまぁ、こんな状態なのですから、そりゃ矢野さんも泣きますよね。私もちょっとやばかったですし…。
なお、当日ライブ配信された動画は、今月19日までアーカイブ視聴することができます。
私も視聴させてもらいましたが、矢野さんはじめメンバー各位の表情がアップでしっかり確認できるため、「あぁ、アッコちゃんはこの曲のここでも涙をグッとこらえながら歌ってたんじゃん。もうやべーじゃん。こっちももらい泣きしそうじゃん」な体験ができること請け合いです。↓

なお、ライブ内容の詳細については、ファンサイトの筆頭である『やのコレ』さんのレポートでご確認ください。いつも通り、素晴らしいまとめっぷりです。↓
(私のお気に入りソングは「Paper Doll」と「津軽海峡・冬景色」でした。特に後者のアレンジがカッコ良すぎて、変態の域です)
記録写真。
ここからは、思い出の写真などを羅列しときます。
なお左側のNHKは、ホール以外の建て替え工事が始まったようで、フェンスで覆われてました。
スタッフさんもご苦労様です。
パーカーやらTシャツやらマスクやらどんぶりやら。
ラーメンたべたい。
キレイに丈夫にしてもらったら、2年後にまた会おね。
毎年、ちょっと早めに入場してここでグダグダするのがお約束だったんですが、今回はしょうがないですね。
スタッフさんがドアを開閉してくれました。お疲れ様です。
こういうところ、NHKさんは徹底してます。
ということで、矢野さんもNHKホールも、また会おね。
作詞・作曲・唄:矢野顕子
Link(関連サイト)
- 矢野顕子さんの公式サイト。↓

- 矢野さんの作品情報が集約されているファンサイト『やのコレ』。↓
- NHKホールの公式サイト。↓
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