- 3年半ぶりのバリ島旅行の12回目は、クタやスミニャックなど南部エリアにおけるタクシー事情をまとめておきます。
(ウブドではそもそもメータータクシーがほとんど走っておらず、地元の車を都度チャーターする感じなので、この記事は基本「南部エリア限定」だと思ってください) - 日本以上に現金不要で、かつ安全にタクシーに乗れるようになりました。
(金額などの情報は、すべて2023年8月時点のものです)
かつてのタクシー事情。
ひと昔前のバリ島では、だいたいこんな感じでした。
- メーターが付いていても作動させず、いちいち料金交渉してくるドライバーが横行。
- いろいろな理由を並べて遠回りするドライバーも少なくない。
- 「おつりがない」「いつもより混んでいて時間がかかった」「メーターを作動させたが、ミニマムチャージを下回った」など、あらゆる理屈を並べて料金を増やそうとする。
- その上、チップも欲しがる(おつりを返そうとしない)
- 料金・チップともに現金払いのみ。よって、タクシー利用のためだけに小額紙幣を一定量持ち歩く必要があった。
- 自己防衛策としては「ブルーバード」グループのタクシーを拾うこと。ホテルやお店で呼ぶ時もブルーバードを指定すること。
(ブルーバードタクシーとそっくりの車体カラーで誤認を誘う競合タクシー会社もあるので、要注意)
などなど、「国際的リゾートアイランドとして、これでいいのか、しかし?」という状況でした。
現在のタクシー事情。
「ブルーバードタクシーの一択」は不変ですが、同社の配車アプリが最近進化したようで、「アプリで呼んだ場合」だけでなく、「ホテルで呼んでもらったり、街なかを流しているブルーバードタクシーをつかまえる場合でも、アプリでキャッシュレス決済ができる」ようになっておりました。
いちいち予約せずに、“流しのタクシー”であってもキャッシュレスで利用できるのは、想像以上に便利でした。
以下、アプリ画面のキャプチャーも交えてご紹介してみます。
まず、何はなくとも「MyBluebird」というアプリをインストールし、支払い用のクレジットカード番号を登録しておきましょう。↓
(SMS認証が必要だったと思うので、日本にいる間にやっといた方がいいと思います。一度認証してしまえば、現地SIMカードで番号が変わっても使えましたので)
流しているブルーバードさんを停めます。↓
(発進する前に、運転手さんに「EZPayを使うから、ちょっと待ってね」と言ってあげると親切かと)
運転手さんに待ってもらいながら、「MyBluebird」アプリのホーム画面にある「EZPay」をタップ。↓
ドアやダッシュボードに表記してある「いま乗車しているタクシー車両の番号」を入力。↓
(数字3ケタだけならまだしも、あたまのアルファベット2文字の入力が地味に面倒w)
すると、画面に2ケタのパスコードが表示されますから、運転手さんに「マイパスコード、イズ、○○」と伝えます。
運転手さんがその数字を車載端末に入力し、これでタクシーは発進できます。↓
(アプリに目的地を入力しておくこともできますが、それはオプションなので、口頭で「どこそこプリーズ」と伝えても構いません)
目的地に到着すると、運転手さんが車載端末を操作し、賃走を完了させてくれます。↓
(すると、自分側のアプリに料金が表示され、これでおわり。簡単ですね)
注意点があるとしたら、
- まれに、客を降ろして走り出してから賃走完了操作をする運転手さんがいるので、自分が降りる前に「サンキュー、フィニッシュプリーズ」とか言って完了操作を促すとよいと思います。
(降りた後、なかなか自分側に料金が表示されないと気持ち悪いですから) - 料金表示画面に「チップ」額の入力欄もあります。払いたい人はここを活用すれば、チップもキャッシュレスで払えます。
といったあたりです。
このアプリさえあれば、安全なブルーバードタクシーをさらに安心して使うことができると思います。
Grab(グラブ)アプリも便利。
「Grab」は東南アジア各国で広く使われているライドシェア配車アプリで、乗用車タクシーだけでなくバイクタクシーも呼べたりします。
ピックアップポイント(乗車位置)と目的地を入力すると、「それなら俺が乗せてやる」というドライバーが手を挙げて、賃走してくれるという方式で、ブルーバードのようなメータータクシーよりも割安で利用できます。
「ドライバーはこんな名前でこんな顔。過去の評価は星いくつ。車(バイク)の車種はこれ。ドライバーの現在地はここ。ピックアップポイント到着まで何分。目的地までの見込料金はいくら」といった情報が表示されるので、安心して利用できます。
私の場合、一度だけ「運転手到着まで50分(!)」と表示されたことがあり、「そんなに待てないし、そもそもそんな遠くから手を挙げてくれなくていいのに…」と思いつつキャンセルさせていただいたこともあります。
で、こちらが運転手さん到着待ちの画面。↓
(このアプリもSMS認証があるので、日本にいるうちにインストールしておきましょう)
ついでに、Grabのバイクタクシーに乗った時の動画をよろしければどうぞ。↓
(冷房の効いた乗用車タクシーもいいですけど、風を受けながら走るバイクも気持ちよかったです)
さらについでですが、バリ島から日本に帰国する際のガルーダ•インドネシア航空機の離発着などもありますので、お暇な方はお立ち寄りください。↓
ということで、今年の夏のバリ島旅行の記録は以上で終了です。ありがとうございました。
関連サイト。
- 関連の過去記事。↓
- ブルーバードグループさんのタクシー事業紹介ページ。↓
- Grabさんの配車サービス紹介ページ↓
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