先日、デルタ航空さんのマイレージ(スカイマイル)を使った特典航空券(無料航空券)を申し込むことができました。
時期は8月、行き先はインドネシアのバリ島(デンパサール空港)です。
(過去、コロナパンデミック関連で何度かキャンセルを繰り返しているので、今度こそ実現させたいものです)
ということで、「デルタ航空の予約センターさん(担当者はその都度変わります)と何度かやりとりしているうちにつかめた予約のコツ」など、備忘メモを兼ねて投稿しておきます。
マイレージ特典航空券 予約のコツ
公式アプリは途中でエラーになることが多いので過信しない。
本来は、デルタの公式アプリ(Fly Delta)や公式サイト上で、スカイチームメンバーの各航空会社の路線も含め、マイレージによる特典航空券の予約が可能(なはず)です。
ただ、私の場合は「空席が見つかったので画面の指示に従い個人情報などを入力していくと、操作ステップの途中でエラーになる」ことが多く、アプリやサイト上でガルーダ・インドネシア航空(←スカイチームメンバーです)の特典航空券が取れたことは数えるほどしかありません。
エラーが出たら、そこで無理にねばって予約プロセスを何度も繰り返すよりも、さっさと予約センターさんに電話する方が精神衛生上よろしいかと思います。
そんなわけで、以降は予約センターさんと電話でやりとりする際のコツとなります。
予約センターにアプリやサイト上の空き状況を伝えてもほぼ無意味。
「ついさっき、アプリ上で空席があったんです。途中でエラーになったからこっちに電話しました。なのに、もう空席がないんですか?」と尋ねたこともありますが、先方のオペレーターさんの「こちらの予約端末上では空席はありません」が覆ったりすることはありません。
「空いていれば空いている。空いてない時は空いていない」に決まっていますので、「いや、絶対に空いてるはずだ」などと執拗に食い下がるのは先方さんのご迷惑になるのでやめましょう。(端末上で空きがない以上、オペレーターさんにできることなどないはずですから)
可能なら、希望日程をずらして空き状況を聞いてみる。
まぁ、この程度のことはどなたも想定なさるかとは思いますが、複数人数での旅行の場合、日程変更は至難の業ですから、あまり現実的な解ではありません。
その意味では「奇跡的にずらせるならば」という条件付きとなります。
「成田からデンパサールまで」以外に「羽田からデンパサールまで」も確認する。
後者の場合、ジャカルタで乗り継ぎが発生しますが、もちろんこれでもバリ島には行けます。(そもそもかつては直行便などありませんでしたし)
もちろん、ジャカルタ〜デンパサール間もガルーダ・インドネシア航空が使えます。
ただ、「成田からデンパサールまで」と尋ねると、オペレーターさんによってはまさにその直行便の空き状況しか調べてくれないことがありますので、積極的に「羽田からはどうですか? なんなら関空とか名古屋からとかはどうですか?」などと選択肢を提示しながら確認すべきかと。
利用航空会社を「ガルーダ」に限定しない。
希望条件として「ガルーダで」を強調しすぎると「ガルーダ便しか調べてくれない」こともあり得ます。
「デルタのスカイマイルが使えるスカイチームメンバーの航空会社なら、特にガルーダにはこだわりません。それだと空き具合はどうですか?」と間口を広げた投げかけをしてみましょう。
「ジャカルタまでなら空いている」と言われたら。
「羽田〜ジャカルタ間は往復とも空席あり。ジャカルタ〜デンパサール間は往路で空席なし」などと言われることがあります。(←今回がまさにこれ)
この場合、「ジャカルタ → デンパサール間は、特典航空券の枠ではなく、有料枠なら空いているの?」と聞いてみたくなりますが、有料チケットの空き状況については当該航空会社(今回はガルーダ)に直接問い合わせる必要があるそうです。
ただ、「ジャカルタ〜デンパサール」の国内線区間を有料で飛ぶなら、ガルーダ以外(スカイチーム以外)のエアラインもたくさん飛んでいますので、まずは「羽田〜ジャカルタ間の(割高な)国際線区間だけでも、さっさと特典航空券で確保してしまう」のがいいと思います。(国内線区間は、あとからどうにでもなると思うので)
「ジャカルタでの同日乗り継ぎ」にこだわらない。
実は、この記事を投稿しようと思った最大のきっかけがこの部分でありまして、「羽田〜ジャカルタ間の往復」を確保した数日後に「ジャカルタ出発を翌日にしたらどうなる?」とひらめいた同行メンバーがおり、改めてデルタの予約センターに訊ねたところ「翌日の午前便なら、ガルーダの特典航空券が空いてます」という展開に。
しかも、「24時間以内のジャカルタ乗り継ぎという扱いになるので、羽田〜ジャカルタ間に使用したマイル数だけで(マイルを追加消費することなく)乗り継ぎ便を予約できる」とのこと。これは予想外でした。
これにより、バリ島滞在日数が1日減ってしまうわけですが、「夕方にバリ島到着」が「翌日の昼過ぎにバリ島到着」にずれ込む程度ですし、何よりも旅程全体を延長させることなく往復とも無料航空券を使って、久しぶりにバリ島に行けるわけですから、同行メンバー一同が歓喜したのは言うまでもありません。
まとめ。
以上、ポイントを整理しますと、
- 今のところ(不本意ながら)、電話予約が確実。
- 出発日をずらせないか検討する。
- 出発地(日本の出発空港)を柔軟に考える。
- 同一アライアンスメンバーの他の航空会社の利用も候補に入れる。
- 一部区間(特に国際線区間)の特典航空券だけでも取れるなら、押さえてしまう。
- 「同日乗り継ぎ」だけでなく「翌日乗り継ぎ」ぐらいまでを視野に入れる。
- これらの希望条件を、予約センターのスタッフさんにきちんと伝える。
- 「いちいち言わなくても調べてくれるはず(くれたはず)」と思い込むのは禁物。
だいたい、こんな感じかと思います。
とりわけ、最後の2つが重要でありまして、オペレーターさんによっては「黙っていても成田・羽田の両空港の空き状況を調べてくれるけど、アライアンスメンバー内の他の航空会社の枠は調べてくれない」など、さまざまなムラが(残念ながら)発生してしまいます。
とはいえ、全てのオペレーターさんの応対品質を完璧に統一することは現実的に困難だと思いますし、先方もこちらもお互い人間なので、「これはどうですか? あ、それも調べていただいた上で空きなしなんですね、失礼しました。ではお手数なんですが、あれはどうでしょうか?」などとリスペクトの精神を忘れずに相談していきたいものです。
(過去にはビックリするほど上から目線のオペレーターさんに当たったこともありますが、お互いにイライラしながら話し合うのも生産的じゃありませんし)
参考
デルタ航空の公式サイト。↓
ガルーダ・インドネシア航空の公式サイト。↓
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