2025年 秋の北三陸旅行【前編】

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2025年 秋の北三陸旅行【前編】
  • この秋、岩手県の北三陸、とりわけ久慈市周辺をドライブ旅行してきました。

  • 2023年にもこのあたりを鉄道でまわったことがありますが(過去記事はこちらとかこちら)、「運行本数の少ないローカル鉄道で途中下車を繰り返すのは、限られた日程では至難の業である」ことに気づきました。
    (下車しないので、線路から見える景色しか見られず、駅から離れた場所には行きにくいなどの制約が生じ、いささかフラストレーションの残る旅行でした)

  • ということで、今回は久慈市内でレンタカーを借り、行きたいスポットを1日でどこまで制覇できるのか、チャレンジしてみました。

  • すべての情報(価格を含む)は、2025年9月下旬時点のものです。

久慈駅周辺

連続する5日間でJR東日本さん管内の列車(新幹線や第三セクターを含む)が18,800円で乗り放題になる「えきねっと限定 大人の休日パス スペシャル」という期間限定切符を使い、まずは東京から新幹線で八戸へ、そこから八戸線で久慈駅へと向かいました。

で、久慈駅に到着。

 

おそろいの列車が仲良く停車中。
(自分がどっちに乗ってきたのかは失念)

 

駅前広場に面した駅前デパート。1965年に建てられたそうです。
使われなくなってから久しいようですが、商業施設が撤退した後の一時期には住居として活用されていたこともあったとか。(地元のお店の人から聞きましたが、にわかには信じられず…)

 

2013年に放送されたNHKの朝ドラ「あまちゃん」ロケ地としての残り香を今も放っています。
(というか、その香りを思いっきり嗅ぎにきたというのが今回の旅の目的だったりします)

 

同じく、駅前広場に面する情報交流センター「YOMUNOSU(よむのす)」
市立図書館や観光交流センターが入居する2020年オープンの複合施設です。

 

玄関脇で、あまちゃんメンバーのイラストがお出迎え。

 

1階の「観光交流センター」。フロアの一角に観光案内カウンターもありますが、事実上「あまちゃん記念館」と言って差し支えないかと。
(当然、それを知ってて訪問したわけですが)

 

左から、足立ユイちゃん、天野アキちゃん。懐かしい〜。

 

能年玲奈さんは、のんさんになってもしっかり久慈に貢献して下さっているようです。頭が下がります。

 

展示の目玉は、オンエア当時、ストーリーに合わせた名場面イラストをSNSで発信していた漫画家・青木俊直さんの「今週のあまちゃん」コーナーです。

 

青木先生の経歴紹介。

 

第2週あたりのゾーン。
(ちなみに受付で確認したところ「どこでも自由に撮影できます」とのこと。ありがたし)

 

第12週。アイドルを目指し東京の芸能事務所へ向かうべく、北三陸鉄道(実際は三陸鉄道)に乗っている孫のアキに対して、橋梁下の浜辺から大漁旗を降って見送る夏ばっぱのシーンが印象的。(その直後にはユイちゃんとの別れもあって、もう涙なしには…)

 

「あま絵」だけでなく、撮影のメイキングなどの展示も豊富です。

 

例えば、東京・上野の「所属芸能事務所(兼 専用シアター)」や「無頼鮨」のセット配置図だったり。

 

例えば、北三陸駅の駅舎セットの内観パース図だったり。

 

久慈駅周辺でのロケ風景の写真も。

 

アマーソニックで披露された北三陸パフュームの衣装デザイン画。
左から順に、みすずさん(フェロモンばばあ)、やよいさん(騒音ばばあ)、そしてかつえさん(メガネ会計ばばあ)。 笑

 

出演者のサインコーナー。のんさんがオンエア終了後にも久慈に来ていることが分かりますね。

 

夏ばっぱ、駅長の大吉さん。

 

やよいさん、若き日の天野晴子さん。

 

あんべちゃん、ストーブさん、GMTの沖縄出身メンバーのエレンちゃん。

 

アイドルグループ・アメ横女学園のステージ衣装。

 

久慈周辺でロケしたシーンを描いたパネルと、その前に置かれた(左から)「K3RKDNSP(北三陸を今度こそなんとかすっぺ)ポロシャツ」「南部もぐりカップ」「北三陸高校潜水土木科の作業着」。コレクションが渋いです。

 

北三陸市観光協会内に置かれていた、街のジオラマ。
(窓の左奥に、その観光協会が入居するという設定になっていた建物(=さっきの駅前デパート)が覗いていて、味わい深いです)

 

ジオラマのアップ。よく出来てます。

 

北の海女(あま)の顔ハメ看板。

 

北鉄駅員や海女さんの衣装。無料で着用できるだけでなく、足元にある「じぇじぇじぇ」「アイドルになりたーい」などの名セリフボードも自由に使って記念撮影できます。

 

4階の屋上広場。

 

こちらは5階の展望室から見た三陸鉄道の引き込み線とか車庫とか。

 

再び4階屋上広場に戻ってからの駅前風景。(ドラマ撮影時に比べると、このロータリー部分もキレイになったようです)

 

で、問題はこの駅前デパート。3階・4階あたりの窓の中を凝視すると、もはや「廃墟」としか言いようのない残念な状態でした。この先どうするんでしょうか…。

個人的には、たまに寄せられているであろう「あまちゃんの思い出が〜、観光協会のロケ地が〜」のような旅行客などからの声は聞き流し、再生利用できないのであれば地元住民の安全を考慮して取り壊したほうがいいと思います。
(あまちゃん好きとしては残念ではありますが、実際に外壁が崩落しているらしいですし、なんてったって13年も前の朝ドラですからね…)

  

で、ここからは翌日。晴天の三陸鉄道 久慈駅

 

こちらの駅内にも、あまちゃんの残り香が。

 

それもそのはず、ここにはドラマでウニ丼を売っていた「軽食&喫茶リアス」のモデルとなった店があるのです。

 

ちゃんとうに弁当も売ってます。(電話予約しておいたほうが確実)

 

予約してキープしておいてもらったうに弁当。1個2,500円(税込)。
それなりのお値段ですが、残り香吸引活動の一環として、当然買います。食います。

 

ちなみに、こちらは2年前(2023年9月)のうに弁当。家計簿アプリを検索したところ、当時は1,850円だった模様。この2年で650円(率にして35%)の値上げです。

 

2025年版の中身。容器は正方形。
エビ型の緑色の飾り(バランと言います)と容器サイズとのバランスを覚えておいて下さい。

バランが、容器の対角線上に角から角へと届いちゃっています。

 

で、こちらが2023年版の中身。容器は俵形。
バランに加え、お新香やレモンと比べても、どうみても2023年容器のほうがデカく、2025年版においてメシとウニの量が減らされているのは明らかではないかと…。

 

価格が上がって量も減っているのであれば、もはやステルス値上げですらありませんが、食いごたえや満腹感を考慮すると、「どうせ値上げするなら、もうちょい高くなってもいいから量は据え置いて欲しかったなぁ」というのが正直が感想です。

おいしいだけに残念というか、そのうち「おにぎりサイズ」になってしまうんじゃないかと心配になります。まぁ、諸物価高騰のおり、やむを得ないのでしょうが…。

 

ということで、レンタカーを使った「あまちゃんの残り香を嗅ぎに行く旅」は次回に続きます。

JR東日本さんの「大人の休日倶楽部パス」紹介ページ。

大人の休日倶楽部パス|大人の休日倶楽部:JR東日本
JR東日本やJR北海道のフリーエリアで乗り降り自由のおトクなきっぷ「大人の休日倶楽部パス」を発売します。遠くまで足を延ばすも、気ままに途中下車するも、行程はあなた次第。おトクなきっぷで旅を計画してみませんか。

一般社団法人 久慈市観光物産協会さんの公式サイト。

久慈市観光物産協会
一般社団法人久慈市観光物産協会公式サイトです。岩手県久慈市内で開催される観光関連イベントや、食、土産、宿泊、体験など、久慈を堪能できる情報を発信していきます。

久慈市情報交流センターYOMUNOSUさんの公式サイト。

久慈市情報交流センター YOMUNOSU|よむのす《公式》
「情報交流センターYOMUNOSU」は、観光案内所と図書館がひとつになった複合施設です。この町に暮らす皆さんはもちろん、観光やビジネスで久慈を訪れた人たちが集い、交流する場所。人、情報、地域、知識を結び、未来へとつなげていく、久慈の新たな活...

漫画家・青木俊直さんのX公式アカウント。

https://x.com/aoki818

有料放送チャンネルファミリー劇場さんによる「『あまちゃん』そのあとに… 青木俊直さんの『あま絵』を全話集めてみた!」の特集ページ。圧巻です。

「『あまちゃん』そのあとに・・・」青木俊直さんの“あま絵”を全話集めてみた!
【あま絵】 ファミリー劇場の“あまちゃん愛”が止まらない!!毎週(水)の『あまちゃん』放送後に、青木俊直さんの“あま絵”をWEB限定公開!あまちゃんの“そのあとに”は“あま絵”を楽しんでけろ!

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