本州の北端探訪〜1:津軽半島・竜飛崎編

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本州の北端探訪〜1:津軽半島・竜飛崎編
  • JR東日本さんの「大人の休日倶楽部パス」を利用して、2泊3日の青森旅行に行ってきました。

  • 初日の津軽半島とか竜飛崎周辺の観光記録をどうぞ。


  • すべての情報(価格を含む)は、すべて2025年6月時点のものです。

1日目のルート

東北新幹線で東京から新青森へ向かい、新青森駅からレンタカーで回ったルートがだいたいこんな感じです。

 

写真など

出発〜新青森駅到着

早朝の東京駅。大人の休日倶楽部パスの利用期間だけあって、シニア層の割合が高め。

 

まだ午前8時半過ぎ。東京駅までの電車は通勤ラッシュ真っ只中でした。

 

8時48分、東京発 はやぶさ71号、新青森行きに乗車。
(ちなみに、大人の休日倶楽部パスは、5日間有効指定席6回利用可能18,800円と超お得)

 

12時に新青森駅到着。
初めて降りましたが、ガラス張りのキレイな駅でした。

 

青函トンネル記念館

駅前でレンタカーを受け取り、さっそく竜飛崎の青函トンネル記念館へ。
(記念館の入館と体験坑道の乗車券がセットで大人1名1,500円)

 

記念館入口の高台から駐車場を振り返って撮影。

 

時間の都合で、まずは体験坑道から。
修繕の足場が組んである部分がケーブルカーの出発場所で、左斜めに地下に潜っているコンクリート構造物の下に坑道(斜坑)があります。

 

乗り場へのルート。すでにトンネルっぽい雰囲気。

 

14時出発の便に一番乗りできました。

 

改札は5分前から。乗車から行動見学まで含め、ツアー1回あたりの所要時間は45分とのこと。

 

通路の壁には、こんな豆知識がたくさん紹介されてました。

心に残った他の豆知識も紹介しておきます。

  • 使用した火薬は2,900トン。ドラム缶14,500個分
  • 使用したセメントは85万トン。25mプール2,361杯分
  • コンクリートの厚みは、列車が通る場所で70cm、それ以外は20cm。 などなど

そもそも青函トンネルは、昭和29年1954年の青函連絡船「洞爺丸」の事故(台風による転覆で1155人が犠牲に…)をきっかけに本格的な調査・研究が始まり、1961年に着工1988年に開通した海底トンネルです。

 

ケーブルカー もぐら号。よろしくお願いします。

 

いい歳したオッサン(写真の被写体の方ではなく、私のことです)が、小学生のように先頭座席をゲット。その座席から振り返ってすごい斜めな車内空間を撮影。

 

正面の風門が開いたら、地下・海底への出発となります。
(大友克洋さんの「AKIRA」で「地下極秘施設へ降下していく」シーンを思い出します)

 

出発シーンの動画はこちら。
(出発場面のチャプターから再生されます)

 

地下到着後、いよいよ地底(海底?)ツアースタート。

 

途中、分岐・合流するトンネルも。

 

実際に使われていた工事車両。

 

同じく、当時の工具。

 

当時の(?)ダイナマイト。

 

建設当時、シールドマシンはまだなかったんでしょうね。
掘削した土砂は10トンダンプ98万台分だそうです。凄すぎる。。

 

トンネル内部を鉄骨で補強したり、壁面にコンクリートを吹きつけたり。
ちなみに、使用した鋼材は16万8,000トンで、スカイツリーを5基作れる量だとか。

 

時には異常出水事故も。4回の異常出水で34人の作業員さんが亡くなったんだそうです…。
(復旧に1年近く要した事故もありました)

 

そして1985年、ようやく本坑(列車が通るトンネル)が貫通
労働者人数は延べ1,370万人、犠牲者34人、負傷者1,424人。

 

なお、総工事費は6,890億円で、1kmあたり100億円とのこと。
(一般的な地下鉄は1kmあたり200億円かかるそうで、現在と物価水準が違うとはいえ、よく作ったものです)

 

この奥に、かつての「竜飛海底駅」があるそうです。

 

柵の隙間から撮影。この扉の奥に、新幹線が走る本坑とか海底駅の跡があるんだとか。すげー。

 

もぐら号運行維持のために、2年連続でクラウドファンディングが目標達成。すばらしい。

 

来た道を戻ります。

 

途中、ママチャリが駐輪。あくまで職員さん用ですよね。

 

さっきのもぐら号がお待ちかね。

 

帰りもよろしくお願いします。

 

坑道一直線。

 

ということで、復路(上り)の動画もどうぞ。(当該チャプターに飛びます)

 

地上駅に無事帰還。

 

記念館の展示見学は駆け足になっちゃいました。

 

正面の白いリングが、本坑の実物大だそうです。

 

レール幅の異なる新幹線と在来線のどちらも走れるように、レールが3本敷いてあるのが分かります。

 

階段国道

記念から車で2〜3分走ったところにある、有名な階段国道。(国道339号の一部)

本州の北端探訪〜1:津軽半島・竜飛崎編

 

なぜここが階段のまま国道に指定されたのかについては諸説あり。

 

ちなみに、これがふもと側から見た階段国道。かつては中腹に小学校・中学校があったそうなので、地元の生活道路だったんだと思います。
(階段を上り下りする体力はないので、ふもとサイドには車で移動しました)

 

階段の上に戻ったところから再開。階段国道のすぐ近くに「階段村道」もあります。
(こういう対抗心むき出し的なノリは嫌いじゃないです)

 

この階段国道のすぐ脇にあった津軽海峡冬景色」歌謡碑の動画はこちらのチャプターからどうぞ。

 

さらに車で2〜3分の駐車場から歩いて行ける龍飛埼灯台
なぜか「崎」ではなく「埼」が正式名らしい。

 

灯台横の広場から見た景色。左はじがさっきの歌謡碑。
奥の赤い屋根のホテル竜飛は青函トンネルの真上にあり、新幹線が真下を通ると通過音が聞こえるんだとか。(時間があれば寄りたかった…)

 

龍飛漁港方面。

 

海上自衛隊龍飛警備所方面。

 

断崖絶壁。晴れれば北海道が見えたかも。

 

渡海三角点(旧龍飛)。
よく分かりませんが、ググった情報をそのまま記載。w

 

灯台周辺の動画はこちら。

 

青函トンネル入口広場

1日目の最終目的地に到着。

 

駐車場やトイレのほか、トンネル神社も完備。

 

その奥に青函トンネル(青函隧道)が登場。
(さっきまで、あの海底部分に繋がる坑道にいたとは、ちょっと信じられない…)

 

反対側には本州側の最後のトンネルが。その脇にあるのが展望台。

 

青函トンネルは、日本20世紀遺産・20選のひとつだそうです。
ありがたみが今ひとつ分からないかも。

 

展望台から見た青函トンネル。

 

新幹線と在来線列車がどちらも走行できるように、上下線それぞれ3本のレールが敷かれているのが分かります。
(「三線軌条」と言うそうです)

 

ちなみに、青函トンネル内の52. 57km間は、普通鋼6 0キロレールの継目を溶接した1本のレールとなっていて「スーパーロングレール」と呼ばれています。
これにより、列車走行音は「ゴトンゴトン」という断続音ではなく「シャー」という連続音になるそうです。

ということで、その動画もどうぞ。

まずは新幹線が青函トンネルから出てくるところ。

 

そして青函トンネルに入っていくところ。

 

以上、1日目のミッションを終えた後は新青森でレンタカーを返却し、新幹線はやぶさで八戸まで戻って一泊しました。
こちらが八戸駅。
(ちなみに盛岡~新函館北斗間内は指定席を取らずに空いている席に座っていいことになってます)

 

次回に続きます。

関連サイト。

  • JR東日本さんの「大人の休日倶楽部パス」紹介ページ。
大人の休日倶楽部パス|大人の休日倶楽部:JR東日本
JR東日本やJR北海道のフリーエリアで乗り降り自由のおトクなきっぷ「大人の休日倶楽部パス」を発売します。遠くまで足を延ばすも、気ままに途中下車するも、行程はあなた次第。おトクなきっぷで旅を計画してみませんか。
  • 青函トンネル記念館さんの公式サイト。
青函トンネル記念館
青函トンネル構想から完成までを音と映像、それに資料パネル、立体モデルなどでわかりやすく展示公開。青函トンネルの全てをダイナミックに体験することができます。

 

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