- 以前、川崎中華の名店「三鶴」さんにおじゃました記事を投稿しましたが、その際もそれ以外の訪問時も2名での食事だったため、あまり多くの品数を食べることができませんでした。
- ということで、今回は川崎での仕事関係の仲間を加え、総勢4名で再訪してみました。
おいしい中華料理店に多人数で行き、いろんなものをちょっとずつ食べながら会話を楽しむ幸せをお裾分けいたします。 - 価格などの情報は、すべて2025年6月中旬時点のものです。
場所
仕事でちょいちょい訪問する川崎駅周辺ですが、食べログ「中国料理 EAST(東日本)100名店 2024」に選出された三鶴さんは、ここです。(選出は3回目らしい。すごい)
お料理の写真など
三鶴さんが面している政之湯通りを北側に見たところ。
このちょっと奥の斜向かい側に、通りの名前の由来となった銭湯(なんと天然温泉!)の政之湯さんがあります。
(ちなみにこの通りを南側にちょっと進むと大人の劇場(昔ながらのストリップ劇場)があります。ご婦人方と同行する場合は、それなりの配慮が必要かもしれません)
三鶴さんに到着。赤と緑のネオンが目印。
店頭に置いてある「本日のおすすめ」メニュー。そして「本日満席」の案内。
(ラッキョのフリット、食い忘れた〜)
入店して着座後にも、さらに詳しい今日のおすすめ黒板メニューが出てきます。どれもおいしそう。
こちらはグランドメニューその1。
(ビール、サワー、果実酒、日本酒、ワイン、ウィスキー、ソフトドリンクのページ)
グランドメニューその2。
(前菜、サラダ、点心、海鮮、ふかひれ、あわび、野菜、豆腐のページ。全般に安いですよね)
グランドメニューその3。
(お肉、おこげ、スープ、麺類、飯類、デザートのページ)
グランドメニューその4。
(紹興酒、中国酒、中国茶のページ)
ここからは実食した料理の数々です。
まずは、干豆腐の花椒oil和え。680円(税込、以下同様)。
山椒よりも香りも辛味も鮮やか。山椒が好きかどうかで好みが分かれそうな逸品。私はおいしくいただきました。(いわゆる激辛とかじゃありません)
エビすり身トースト。480円。
すり身の上に、白ゴマ・黒ゴマがびっしり敷き詰められてます。おいし過ぎて、4人全員一致で後半におかわりしたほど。
四川名物“よだれ鶏”。このボリュームで990円。
弾力のある肉、皮の旨味のバランスが素晴らしい。
「このタレを餃子のつけダレにしてもおいしい」ことは学習済みなので、他のメンバー3人にもリコメンドしときました。
水餃子。4個で480円。
モチモチ。そしてトゥルントゥルン。もちろんよだれ鷄のタレでいただきました。
そして焼餃子。こちらも4個で480円。
さらにモチモチ、プックリ。皮も餡も肉汁も、そしてタレも、全てがうまくて、これも後半でアンコールしました。(2人だと、よだれ鶏&餃子2種だけでお腹がかなり満たされてしまい、食べる料理の種類が限られてしまいがち。4人で来て本当に良かったです)
毛沢東のスペアリブ。1本680円。4本で2,720円。
ニンニクやら芝エビなどが入っているクリスピーチップをキープしておいて、麺類・飯類にトッピングしてもおいしくいただけます。もちろん、このスペアリブも最高。手づかみでどうぞ。
長芋のフライドポテト。680円。
シャキシャキとホクホクの共演。お酒が進みます。
カニ肉と春雨の炒め煮。1,100円。
コクのある深いお味。白飯にぶっかけて食ったら最高かも。
エビの青山椒炒め。1,580円。
プリップリなエビと、野菜の歯応えと、華やかな山椒の香りがたまらない。
(このへんから紹興酒を飲みまくってました w)
トマトと卵の炒め。660円。
こういうシンプルな料理も、ちゃんとおいしいのがすばらしいです。さすが百名店。
カニ肉ふかひれスープ。2,400円。
もちろんおいしいんですが、この前に「カニ肉と春雨の炒め煮」を食べているので、感動が類似してしまいました。これは我々のチョイスミスだったかも。どちらか一品で十分楽しめます。
アサリと青菜のガーリック炒め。1,280円。
貝のお出汁と青菜のシャキシャキ感の融合。素材の持ち味が上手に活かされてるのが三鶴さんの特徴かも。
そして、締めの叉焼炒飯。1,100円。
右奥に見えている「毛沢東のスペアリブ」のクリスピーチップをパラパラ散らすと、最高の味変になりました。満足しかない。
本日のデザート。イチゴのムースだったかな。550円。
定番の杏仁豆腐を頼んだメンバーもいましたが、どちらも550円。そしてどちらもおいしい。
感想
初めて多人数(4人)で三鶴さんに行ってみましたが、自分ではなかなか頼まない料理を注文してくれる人がいて、味のバリエーションが広がって想像以上に楽しめました。
一方、「ふかひれスープなどの食べ慣れないけど高いメニューを頼みたい」人もいれば、「あえて食べ慣れた料理を頼んでおいしさを実感したい」人もいれば、「店頭や黒板メニューの“今日のおすすめ”を集中的にオーダーする」人もいて、メンバー間の個性・食嗜好を再確認できたりもしました。(すべてがおいしいからこそ成立する贅沢だと思います)
飲み物については省略しましたが、紹興酒も中国茶もチャイニーズサワーもどれも堪能できました。
(お店の方曰く「紹興酒は、10年ものより5年ものや8年ものが飲みやすくておいしいというお客様が多いですよ」とのことでした。実際、私も初めて紹興酒をグビグビおいしく飲めた気がします)
そして味もさることながら、三鶴さんのホールを仕切るご婦人スタッフ(おかみさんかな?)のホスピタリティが素晴らしいです。
押し付けがましくないリコメンド、感じの良い受け応え、使い終わった食器を撤収する絶妙なタイミングなど、気持ちよく食事が楽しめる環境を上手に作ってくださっていると思います。
あと、これは特筆すべきことかと思いますが、ここはおそらく「1テーブルにつき1回転分の予約しか受けない」という営業スタイルを採用しているものと思われます。
これはどういうことかというと、「“2時間制”とかじゃないので、開店(現在は17時)と同時に入店すれば、閉店(現在は21時30分)まで滞在できる」ということであります。
もちろん、「注文は最初の1時間ぐらいで、そのあとは何も頼まずダラダラおしゃべりしてるだけ」というのはマナー違反だと思いますし、実際そういうお客さんに対してやんわりと「そろそろお会計を」と促している場面を目撃したこともあります。
(そのおかげで、早めにお客さんが退店して空き席ができれば、飛び込みで入店できたりすることもありますし、私もかつてその恩恵を受けたクチです)
今回は、17時の入店からほぼ4時間にわたり、4人で断続的に料理・お酒のオーダーを繰り返したこともあって、「そろそろお会計を」と言われるどころか、お会計時に「たくさん食べていただいてありがとうございます」と言っていただいたりもしましたから、なるべくお腹を減らして(ランチを抜くぐらいの勢いで)訪問するのがよろしいかと。
ちなみに今回は、4人で4時間飲んで食って、1人あたり7,500円ほどということで、コスパも最高でした。
町中華にありがちな「ちょっと小汚い店内も味のうち」みたいなことを売りにしている感じもありませんので、どなたにもおすすめできるお店です。(実際、親子連れのお客さんも普通にいらっしゃいます)
ということで、本当にごちそうさまでした。またよろしくお願いします。
【注意点】
- 直前の電話とか、飛び込みで入れる保証はありませんから、事前の電話予約は必須です。
- 1名での予約は受け付けていないとのことです。
あの価格帯で頑張ってくださっていますし、「1人で4人がけのテーブルを占拠されるのは売上的にちょっと…」ということかと思われます。はい了解しました。 - お支払いは現金のみです。
- 川崎駅からのルートの一部には、昔ながらのディープなお店もあったりしますから、女性だけよりは男性と一緒に行かれたほうが安心かもしれません。
(必要以上に怖がる必要もありませんが、ちょっと薄暗い通りもありますので、念のため)
Link(関連サイト)
- 「三鶴」さんの公式インスタグラムアカウント
(予約の空き状況が分かります)
- 食べログさんの「中国料理 EAST(東日本)100名店 2024」ページ

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