いくら「家の守り神」でも、程度問題。【バリ島のヤモリ・トカゲ】

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いくら「家の守り神」でも、程度問題。【バリ島のヤモリ・トカゲ】
おことわり

この記事(ならびにリンク先)には、爬虫類系の画像が含まれています。ご注意ください。

  • バリ島関連のガイド本やブログには、以下のような記述がよく載っています。(たとえばこちら
    • バリ島には体長10cm程度の「チッチャ(cecak)」と呼ばれる小型ヤモリがどこにでもいる。鳴き声は「チチチチ…」。
    • さらに、体長が最大で30cmぐらいになる「トッケイ(tokek)」というトカゲも普通に見かける。鳴き声は「トッケー(←そのまんまw)」。
    • どちらもゴキブリやハエ・蚊などの害虫を食べてくれるので、益虫として重宝されている。
    • トッケイに至っては、ありがたい「家の守り神」とみなされるほど。
    • 人間に危害を与えることもないので、見かけても騒がずにそっとしておきましょう。そのうちいなくなりますから。 などなど
  • 頭のてっぺんから尻尾の先までを測ったときに10cmから30cm」という話だと思いますけれど、さすがに30cmともなれば、いざ遭遇したら大人の私でもビビると思います。
  • で、これまで何度か同行してくれたバリ旅行仲間から、経験談と共に貴重なトッケイの写真を提供いただいたので、ご紹介します。

 

When(訪問・利用・購入時期)

  • 2001年か2002年あたりの出来事だそうです。

Where(所在地)

  • 南部リゾートエリアのスミニャックにある某リゾートヴィラ。
    • 私もその前後に滞在したことがあるヴィラだったので、写真を見て驚愕しました。
    • 具体的な場所は伏せますが、この「Jalan Kunti I」の通り沿いのヴィラです。

Who(同行者の動きなど)

  • 「あれは、体長30cmレベルのトッケイなどではない。ましてや10cmのチッチャのはずもない。とにかく、そんな生き物に遭遇したことを人に信じてもらいたい一心で、悲鳴をあげながら無我夢中で写真を撮った」んだそうです。

Why(訪問・利用・購入目的&期待値)

開業からそれほど時間の経っていない新しいヴィラで、のんびり過ごそうと思った。

高級ホテルグループ系のホテル併設ヴィラではなく、地元資本で作られたセレブ個人宅のようなヴィラに泊まってみたかった。

自然豊かなバリ島で、しかも半屋外のヴィラともなれば、ちっちゃなトカゲとかヤモリがちょろちょろすることなど、百も承知だった。

だそうです。

What(やったこと・体験したこと)

プライベートプールのデッキチェアから起き上がり、半屋外の水回りエリアに移動。

すると、クローゼットの扉に何か大きな黒い影が張り付いているのに気づく。
ガサガサと機敏に動いた黒い影に、思わず「うわぁ〜」と絶叫。

黒い影は床埋め込みタイプのタスタブ内へ移動。

バスタブ壁面がツルツルすべり、なかなか這い出せなくなった黒い影。

やがてバスタブ内のステップを利用してバスタブを脱出。黒い影はヴィラの裏側から表側(リビングスペース側)へと想像以上の速度で這いずり回って移動。

花びんに活けてあったストレチアこちらを参照)を1本抜き取り、その枝を振り回して黒い影を追い出そうとしたら、なんと黒い影はストレチアの枝に噛み付いてきた

「ひぇ〜っ!!」と叫びながらストレチアを手放すと、黒い影もストレチアを口から離し、さっきまで自分たちが楽しく泳いでいたプライベートプールにドボン

プールの底をスイスイと泳ぎきり、向こう岸でプールから上がり、そのまま草むらへ消える黒い影。

それからしばらくの間、目を凝らして草むらを監視したものの、精魂が尽きたため、捜索断念。

各ヴィラはプライバシー重視の観点から、周囲を全てコンクリート製の塀で囲まれているため、あの黒い影が敷地内に居残っている可能性は高い。

しかし、それを想像すると気が滅入るだけなので、「高い塀をよじ登り、このヴィラの敷地からは出て行ったに違いない」と思い込むことにした。

だそうです。

ちなみに、こちらが半屋外式のリビングスペースの写真で、「応戦の武器として使った」というストレチアも写っています。

これだけオープンな空間ですから、黒い影のみたいなもんだったのかもしれません。

How Much(消費コスト)

  • 動物プロダクションに発注したわけではないので、コストはゼロ。

Photo(記録写真)

  • 黒い影の正体がこちら。(赤丸のなか)
  • 大声で叫びたくなる気持ちも分かります。
水回りスペースに入って、正面のクローゼットの扉に、こんな大物がいたら、そりゃ驚きますよね。
  • で、バスタブに逃げ込んだ時の写真がこちら。
  • こっちの方が、黒い影の大きさがハッキリと伝わります。優に1メートルはあります。
  • これが想像以上の機敏さでジタバタと動くわけですからね…。
悲鳴をあげながらも、「『大きくても30cm』って言うてたやん! 聞いてた話と違うやん!」と思ったそうです。この大物が、このあとプールも泳いだっつうわけですから、同情するしかありません。

Good(イケてる点)

  • 「バリ島から500kmほど離れたコモド島コモドオオトカゲの生息地)にわざわざ出向かずに、大きなトカゲを観察できてよかった」そうです。前向きすぎます。w

Not Good(イケてない点)

  • 「この日以降、このヴィラでプライベートプールやバスタブを使うのが怖くなった」そうですが、まぁ、そうなりますよね、普通。

Conclusion(まとめ)

  • 私もバリ島リピートを始めたばかりの頃は、ごく小さなトカゲがヴィラの外壁にへばりついているのを見かけただけでブルーな気持ちになったりしていましたが、最近はさすがに免疫がつきました。
  • それどころか、夜中に窓の外から「トッケー、トッケー」という彼らの鳴き声が聞こえてくると、「あぁ、今年もバリ島に来れたんだなぁ〜」と感慨深くなることすらあります。
  • まぁ、通常はご覧いただいたほど巨大なトカゲに遭遇することなど考えにくいので、安心してバリ旅行をなさってみてはいかがでしょうか。
    • そもそも、南部エリアは田畑がどんどん潰されて都市化が進んでいますから、ヤモリやトカゲの数も減っているでしょうし。

Link(関連サイト)

  • Komodo National Parkの公式サイト。
https://www.komodonationalpark.org

 

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