- バリ島の「ホテル・飲食店・各種ショップにおける無料WiFi設置率」は、感覚的には日本以上だと思いますが、現地での各種予約通話や店舗外でのネット接続を考えると、「自分の使い慣れたスマホがバリ島でもそのまま使えるようにする」のが最善と言えるでしょう。
- そのための手段は色々ありますが、最近の私は「デンパサール国際空港でプリペイド型SIMカードを購入し、愛用のSIMフリーiPhoneに突っ込んであげる」というスタイルに落ち着いています。
- 参考までに、いい面も悪い面も含め、その方法をご紹介してみます。
When(訪問・利用・購入時期)
- 直近の2〜3年は、「空港でその都度プリペイドSIMカードを買う」スタイルを継続中。
Where(所在地)
- デンパサール国際空港・国際線ターミナルの1階。
- 入国審査 → ターンテーブルでスーツケース受け取り → 税関手続き。ここまで終わると、両替用の銀行窓口が並ぶ空間に出ます。
- その一角(もしくは銀行窓口空間を通り過ぎたあたり)に、現地通信キャリア(2社)のブースがあります。(場所は微妙に変更されているようです)
- 直近の2019年では、下記マップでピンを打った「Bank Mandiri」を通り越して少し左に行ったあたりにブースがありました)
Who(同行者の有無など)
- 複数人で渡航した場合であっても、全員が「ここで買っとくか」というふうに意気投合することが多いです。
- 日本で海外対応モバイルWiFiルータを調達する人は、なぜか私の周辺にはいません。
Why(訪問・利用・購入目的&期待値)
- バリ島でスマホを使えるようにする主な目的は、以下の通り。
- どこにいてもインターネットにアクセスできるようにしておきたい。
- 主な用途はweb閲覧・メール・Google マップ・LINEなど。
- 飲食店やマッサージ店への電話予約をいつでもどこからでもできるようにしておきたい。(要するに通話もしたい)
- 折り返しの電話に、スムーズに応答したい。(ホテルの客室宛の電話だといつでも応答できるとは限らない)
- 配車アプリで(個人営業の)格安タクシーを呼べる「オンラインタクシーサービス」を利用したい。(利用に当たっては、現地での電話番号登録が必要) など
- どこにいてもインターネットにアクセスできるようにしておきたい。
- プリペイドSIMカードを選択する理由
- 「海外利用が可能な『使い慣れないスマホ』」をレンタルするのは抵抗があるから。
- モバイルWiFiルータをレンタルする方法もあるが、たとえどんなに小型な筐体であっても外出時に持ち歩く荷物が増えてしまうのはイヤだから。
- 自分が持っている「SIMフリーのiPhone」が、本当にSIMカードを差し替えるだけで海外でも使えるようになるのか、確かめてみたかったから。(←これは初回限定の理由ですね)
- なぜわざわざ「料金が割高な(と思われる)空港」でSIMカードを買うのか。
- 空港からホテルに直行できるから。(携帯ショップなどに寄り道する必要がない)
- 翌日以降も、SIMカードを調達するための移動計画を立てる必要がないから。
What(やったこと・体験したこと)
- 税関を通過し、一般エリアに出たところで日本円をインドネシアルピアに両替。(SIMカードを現金購入したい人は必須)
- 携帯キャリア2社のブースを確認 → これまでは、特に理由もなくTELKOMSEL社の「simPATI」を選択。
- インターネットの通信データ量や通話の有無、SIMの有効期間によって3パターン用意されている料金プランから、自分の行程・用途にふさわしいものをチョイス。
- iPhoneを「英語表記」モードに変更 → カバーをはずす → 店頭スタッフにパスポートとともにiPhoneを預ける。
- スタッフの間近で作業を凝視。
- ものの1〜2分で作業完了 → パスポート・iPhoneとともに、「元々入っていたSIMカード」も受け取る。(元々のSIMカードは「simPATI」のパッケージ表面にセロテープで貼り付けられた状態で返却されるので、失くさないよう要注意)
- 通信・通話可能な状態になったかどうか、確認。
- 支払い(現金もしくはクレジットカード。クレジットカードは3%の手数料が加算)
- 事前にインストールしておいたTELKOMSEL社アプリ「My Telkomsel」を起動し、ネットの通信データ量や通話分数の残数を念のため確認。
How Much(消費コスト)
- 前回(2018年)は「インターネットのデータ量は8GB(1週間)、50分間の通話込み」で35万ルピア(約2,500円)。
- 今回(2019年)は、下記3パターンの料金表を提示される。
インターネット | 電話 | 料金 |
無制限 (7日間) | - | 25万ルピア |
16GB ←手書き (30日間) | 市内通話は無料 ↑手書き | 25万ルピア ↑手書き |
25GB (30日間) | 30分 | 35万ルピア |
- 1段目は通話不可のため却下。
- 3段目はネットデータ量が不必要に多く、かつ通話分数が限られているため、これも却下。
- ということで、消去法ながら、数字や条件が手書きシールで修正された2段目のプランを選択。
- 料金は25万ルピア(約2,000円)。ただしクレジットカードで支払ったため、プラス3%の手数料が加算。
- カードの利用手数料を上乗せして客に請求するのは本来ご法度のはずですが、バリ島ではここに限らず、いたる所でこの方式が常態化しています。
Photo(記録写真)
Good(イケてる点)
- ブースのスタッフさんはさすがに熟練しており、SIMカード挿入だけでなく、パスポートのコピーやクレジットカードの決済処理に至るまで、実に手際よく対応してくれる。
- 一刻も早くホテルに行きたいので、空港の外で別途ショップに寄り道せずに済む。
Not Good(イケてない点)
- 日本のキャリアの「ローミングサービス」を利用するのに比べれば格安ではあるものの、バリ島の街中のショップよりはお高い。(空港価格なのでやむを得ないとはいえ、そもそも値付けが街中のショップで異なるっつうのも…)
- 元々のSIMカードをパッケージに貼って返却してくれる際、ICチップ面が表になっていて、セロテープの粘着面と接していたことあり。(ホテル到着後、速攻でSIMカードを裏返して貼り直したのは言うまでもありません)
- クレジットカード決済で手数料を加算されるのも、ちょっといただけない。
- カード決済の合計金額が印字されたレシートはもらえるものの、「適用したデータ量・有効期間・通話分数」などを明記した伝票類はもらえなかった。
- それらをアプリ上で確認できるまでに時間を要する上に、後で確認した時に「なんか、選んだ料金プランの条件と微妙に違ってないか?」な記憶もあり。(正確な見方が分からなかっただけかもしれませんが…)
- 実際、「50分間もの通話時間」を適用してもらった2018年に、「どう考えてもトータルでまだ30分も通話してないよね?」なタイミングにもかかわらず、アプリ上で「通話分数の残量ゼロです」と表示され、以降通話ができなくなった経験あり。私が通話分数を誤認した可能性も捨てきれないが、うーむ…。(アプリでの追加チャージもやり方がよく分からず挫折しました…)
- 要するに「購入時の契約条件を明記したエビデンスが手元に残らない」ため、後でクレームを申し出ることが事実上不可能と思われるのが最大のネック。(幸いにしてネットのデータ量が不足したことはありませんが)
Conclusion(まとめ)
- 大変便利で格安なプリペイドSIMカードではありますが、時間に余裕があれば(いや、時間がかかってでも)その場でアプリを起動し、「購入プランが正しく適用されているか」をスタッフさんとともに確認してからブースを離れるようにすべきかと思われます。
- また、3%の手数料加算を避けたい場合は現金で支払いましょう。
- 以上を励行できれば、何の問題もないプリペイドSIMカードサービスだと思います。(まぁ、本来そんなことを励行しなくても済むようにしてほしいところではありますが)
Link(関連サイト)

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