- 前回も触れましたが、私の初バリは1989年の2月の卒業旅行だったと記憶しています。
- あまりにも昔すぎてロクな記憶も写真も残っていませんので、全行程をまとめて振り返ってみます。
When(訪問・利用・購入時期)
- 前述の通り、1989年の2月頃。
- 4月からの社会人デビューを控え、かなりバタバタしながら計画・準備。
- その時は「就職したら忙しくなるはずだし、ペーペーのうちは旅行資金もなかなか貯まらないだろうから、バリ島なんてこれが最初で最後だ」みたいな覚悟もあったかも。
- まさか、その後に20回以上もリピートすることになるとは…。
Where(所在地)
- 宿泊したホテルは、当時最も栄えていたクタエリアにある、安ホテル。
- たしか「Wina Cottage(ウィナ・コテージ)」だったはず。
- 現「Wina Holiday Villa(ウィナ・ホリデイ・ヴィラ)」。
- 主な訪問先(クタ周辺を除く)
- ウブド
- キンタマーニ高原
- バトゥール山とバトゥール湖が一望できる景勝地。語感とは違って、いたって健全な観光名所。
- ロヴィナ・ビーチ
- ジャワ海に面する北部の海岸。クタなど南部のビーチと異なり、波は極めて穏やか。
- さらに、たぶんこの辺の滝。
Who(同行者の有無など)
- 今でこそ「ハネムーンやビーチリゾートが堪能できる癒しの地」として名を馳せる島なれど、当時は「独特のバリヒンズー教に基づく伝統文化、サーフィン、さらには“マジックなんとか”と呼ばれるいかがわしいキノコで気持ちよくなれる怪しい島」というイメージが強く、一部の物好きが注目する程度の旅行先だったため、「一緒に行くよ」という人が全く現れず、結局単独旅行に。
Why(訪問・利用・購入目的&期待値)
- 当時から(マニアには)知られていた伝統芸能(ケチャダンス)をこの目で見てみたたかった。
- ビーチリゾートなるものを、片鱗だけでもいいので体験したかった。
- 地元の人々と交流してみたい。(っつっても「一言二言、英語で会話できれば十分」という軟弱レベル)
- 金も知識もないので、グルメだの高級ホテルだのスパだのは、眼中になし。
What(やったこと・体験したこと)
- クソ暑い中、ホテルからビーチやクタ中心部まで、毎日散歩。出発から数分で汗ビッショリの日々。
- 中学生ぐらいのガキが運転するバイクタクシーのケツに乗せられ、ナイトマーケットの小汚い屋台でナシチャンプル(混ぜご飯とかぶっかけご飯みたいなもの)を食らう。(メチャクチャ旨かった。1回のみ)
- 散歩中に声を掛けてきた白タクをチャーターして、「キンタマーニ〜ロヴィナビーチ〜滝」の1日観光にトライ。
- 地元住民しか乗らないベモ(荷台が座席になっている、乗合バスみたいな屋根付き小型トラック。格安)に乗って、県都であるデンパサール市内へ。
- 夜に伝統芸能カルチャーセンターの屋外広場で開かれるケチャを鑑賞。開演までの数時間は、デンパサールの街中を散策。
- 映画館を見つけたので、冷房目当ての映画鑑賞。作品は『星の王子 ニューヨークへ行く(1988年公開)』。(わざわざバリ島で見る映画か?)
- ある日、ホテルの客室前ベランダ(1階)で読書していたら、30代ぐらいの日本人中年男性(彼も単独宿泊者)が「ウブドまで車をチャーターしたから、どうせなら一緒に行きませんか」と声を掛けてくる。日本語に飢えていたこともありホイホイ応諾し、半日のウブド観光に付き合う。
- 翌日、その中年男性から今度は「このホテルに泊まっているドイツ人家族と知り合ったから、良かったら一緒に晩ご飯を食べに行きませんか」と誘われる。こういう機会でもなければまともな料理を味わうことなく帰国するハメになりそうだったので、これまたアッサリと了承。中年男性ならびにドイツ人家族(夫婦&高校生ぐらいの姉妹2人)とシーフードレストランに行く。
- 翌朝、ホテルの中庭でドイツ人姉妹と再会。「今晩、私達だけでディスコでもどう?」と誘われ、これまた快諾。(当時は全世界的に「ディスコ」と呼称していたようです)
- その後、1人でクタビーチで日光浴。上手な日焼けの仕方を知らず、背中が半ケロイド状に焼けただれ、結局ディスコをお断りし、食事をとる元気もなく一晩中発熱に苦しむ。完治したのは帰国後。 などなど。
How Much(消費コスト)
- 就職前だったこともあり、格安航空券と格安ホテルを予約。
- とはいえ、総額で15万円ぐらいかかったかと。
- 当時の貯金では足りず、銀行のカードローンみたいなものを利用。
- 「学生時の初ローン」だったことから、銀行が実家の親に事前確認の電話をしたらしく、旅行直前に母親からこっぴどく叱られ、テンションがダダ下がり。(今となっては懐かしい思い出)
Photo(記録写真)
- いずれも「写ルンです」で撮影した写真プリントをスキャンしたものです。
- デジカメと違い、撮影枚数が限られており、厳選して撮影したつもり。(そのわりに、ヘタクソ写真ばかりなのはなぜ…)
- 余談ながら、本記事執筆にあたり「このビルどこだっけ?」と思ってGoogleマップで探したら、しっかり現存していることが判明。
- ストリートビューで見ると、30年前の外観が今も保たれていて、廃墟ツアーをしているかのような感動に浸ってしまいました。
Good(イケてる点)
- 昔のバリ島は、全てが安かった。
- 「金を持ってない若造」だと分かると、年上の人(日本人にせよバリ人のガイドにせよ)がいろいろとごちそうしてくれたり便宜を図ってくれたりする。ますます安上がりの旅が実現。
- 地元民も私も、ブロークンなEnglishで会話するしかないので、自分の英会話スキルの低さを卑下しなくて済む。それでも意思疎通が可能なことを実感。
- 現地住民に混ざってベモに乗ったり、バカみたいな日焼けをしたり、汗びっしょりで何キロも歩ったりとか、無茶できたのも若さゆえ。
Not Good(イケてない点)
- どうせ借金して行ったのだから、腹をくくってもう少しゼイタクをしていたら、バリ島再訪までのインターバルが10年も開くことはなかったかも。もったいない。
- ドイツ人(東西統一は翌1990年なので、厳密には西ドイツ人)が、こんなにも長期バカンスを取る国民だと知り、数ヶ月後にワーカホリックなサラリーマン人生に突入する我が身がかわいそうになった。
- 親にローンの事前確認をするなら、こっちにもそれを教えといてくれよ、第一勧業銀行(当時)。
Conclusion(まとめ)
- ということで、初バリを振り返ってみました。今回のオススメは、ロヴィナビーチですね。(1泊ぐらいして、朝にドルフィンウォッチでもしてくればよかった…)
- 昔話ばかりしてもしょうがないので、次回以降では最新バリ旅行(今春)の各種エピソードをお伝えしていく予定です。
Link(関連サイト)
在本邦インドネシア共和国大使館 ミクロネシア連邦大使館と兼轄しています
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