- 今年の夏も、矢野顕子さんのブルーノート東京公演を聴くことができました。ありがたや。
- 公演名は昨年と変わらず「AKIKO YANO TRIO featuring WILL LEE & CHRIS PARKER」ですが、毎年、新しい何かを必ずやってくれるので本当に楽しみにしているステージです。(といっても、生で聴くのは2回目です)
- 今年は、昨年以上に心に沁みました。
場所はここ。
これまでに何度もおじゃましたことのあるブルーノート東京さん。
食事とお酒を楽しみながら、最高の音楽を聴くという贅沢なジャズクラブなのですが、パンデミックも落ち着いてきて、客席の配置や間隔も通常モードとなり、かつての密なライブ空間の良さが戻ってきました。これまたありがたや。
現地の状況(写真など)。
毎年撮影してますが、恒例なので今年も載せます。
まずは、重厚かつ洗練されたエントランス。↓
今夜の演目お知らせパネル。いい写真ですね。↓
直筆サイン部分のアップ。いつも通り、ご本人たちのサイン付き。↓
クリス・パーカーさん(ドラムス)はカタカナ書きがお上手です。
そして、ピースマークを添えたウィル・リーさん(ベース)。平和であって欲しいものです、本当に…。
(タモリさんがよく描いていた安産祈願マークに似ちゃっているのがご愛嬌。w)
アキコ・ヤノさんは一言だけ「LOVE」。ずっと愛を歌ってきた矢野さんならでは。
開演前のステージ。↓
本公演限定のスペシャルメニュー、「洋風ちらし寿司」と「ピーチメルバ」。非常にうまそうなんですが、20時30分開演のセカンドステージだったこともあり、外で食事を済ませてしまっていたため、泣く泣く断念。
で、こちらはスペシャルカクテルの「ずっと、いっしょだよ」(写真上段)。↓
しかし私は普通にモヒートをオーダー。バジルたっぷりで、すっきり爽やかな夏の味。おいしかったです。↓
(他にフレンチフライとミックスナッツとかをいただきました)
終演後のステージ。放心状態で撮影しました。↓
感想。(ネタバレあり)
本日の最終ステージを聴きに行かれる方は、この先を読まないほうがいいと思いますが、今回のセットリストには、ちょっとグッときてしまいました。
矢野さんと交流の深かったYMOのメンバーが、今年お二人も旅立たれてしまったこともあって、坂本龍一さんや高橋幸宏さんがアレンジやレコーディングで参加した曲目が演奏されるたびに、今ライブ演奏されている生音と自分の記憶の奥にあるオリジナル音源の音が頭の中で混ざり合い、さらには当時のYMOだったり矢野さんだったりのライブ音源や映像までが浮かんできてしまって、そのたびにウルウルしておりました。
クリスさんのドラムビートなのに、途中で高橋さんのそれがクロスオーバーしてきたり、矢野さんのキーボードソロなのに、当時の坂本さんのプレイを思い出したりと、いわば「1人脳内リミックス」状態となっていたわけです。
とりわけ、坂本さん初のソロアルバムのタイトル曲でもあり、その後YMOもカバーした「千のナイフ」は、鳥肌ものでした。
YMOカバーバージョンに近いシーケンストラックに合わせて始まったものの、途中からは「私が矢野よ。これが矢野顕子トリオよ」と言わんばかりのグルーブ大会となり、本当に素晴らしかったです。
そんな曲を演奏する前も後も、矢野さんは「偲んで」的なことは一切お話しにはなりませんが、それでいいというか、それがいいというか、それが矢野さんというか、あの場でそういうことを語る矢野さんを期待していたオーディエンスは、ほとんどいらっしゃらなかったのではないかと思います。(少なくとも私はそうです)
おそらく、誰もが思い思いのスタイルで音楽を聴き、ノったり口ずさんだり感動したり酔っ払ったりしていたんだと思いますし、そういう空間を共有できたこと自体がまた私をジーンとさせたりするわけで。
あ〜、年取ったなぁ。。w
ということで、本日の最終公演に行かれる方は、どうぞ存分にご堪能ください。
Link(関連サイト)
- 矢野顕子さんの公式サイト。↓

- 矢野さんのファンサイト『やのコレ』さんがまとめたライブレポート(セットリストあり)。↓
- ウィル・リーさんの公式サイト。↓
- クリス・パーカーさんの公式サイト。↓

- ブルーノート東京さんの公式サイト。↓

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