- 以前、ガルーダさんの機内エンターテインメントシステムに関連して「フライトマップ (正式にはMoving-map)の設定が正しくアップデートされておらず、実際の航行にも影響するんじゃないかヒヤヒヤした」というエピソードをご紹介したことがあります。
- その際の現象は「デンパサールから成田へ飛んできた機体で折り返し飛行するのに、出発点を『デンパサール』のままにしていたらしく、“デンパサール → 成田 → デンパサール”というルートが表示され、成田から出発した瞬間に、既に『全航路の半分を飛びました』という状態になっていた」というものでした。
- で、今回のフライトでは「出発地は『成田』で設定されていたが『目的地』が設定されていない」(ように見える)現象が起きておりました。
When(搭乗時期)
- 2019年、12月末。
Where(航路)
- ガルーダインドネシア航空「成田 → デンパサール便」のエコノミークラス。機体はボーイング777-300ER型機。
Why(この現象に気づいたきっかけ)
- 私の観察力が優れているから。
- ↑というのは冗談で、各シートに個別液晶モニターが設置され、「機内エンターテイメントシステム(英語ではIn-flight entertainment (IFE) )」が使える状態になっていると、元来の地図好きの血が騒ぎ、もっぱらフライトマップ をつけっぱなしにしているので、時間が経つうちに、いやでも気づくわけです。
What(経過) & Photo(記録写真)
- 離陸してシートベルトサインがオフになったので、椅子の下に格納してある液晶モニターのアームをおもむろに引っ張り出す。
- 非常口席(Exit Row Seat)を当てがわれたため、離着陸時には液晶モニターを見ることができません。
- フライトマップ をオン。
- 上記写真をよく見ると、FLIGHT STATUSの部分に「ここまでの飛行距離」しか表示されていません。(本来なら「残りの飛行距離」も表示されるはず)
- さらに、他の画面では…。↓
- これらのことから、「前回はフライトマップの『出発地』が正しくなかったけど、今回は『目的地』の設定すらしていないんだな」というふうに判断した次第です。
- 出発地や目的地の情報が入力されていなくても、実際に飛行したルート自体はGPSによって正確に記録されているらしく、滑走路の空きを待つための旋回などもキチンと表示されていました。↓
(目的地が入力されていないため、マジで成田に引き返すのかと慌てましたw)
How Much(消費コスト)
- 航空運賃を除けば、このフライトマップの利用自体は無料。(しかも今回は特典旅行)
- 気分としては「フライトマップ 鑑賞は、私にとってはフライト中の最大の楽しみのひとつなんです。2ドル払うから、目的地を入力して下さい」と言いたいぐらいでした。
Good(イケてる点)
- 乗客用フライトマップ のルート設定が適当でも、機体はちゃんと目的地に飛んでいってくれること。
- 実際の航行用のシステムとは連動していないようで、何よりです。(←そういう問題か?)
Not Good(イケてない点)
- 今回・前回と、直近の2回連続でガルーダさんのフライトマップ 設定がいい加減だったこと。
- いっそのこと、「実際の航行システム」に使うデータと連動してもらったほうが、入力漏れ・設定ミスに気づいてもらいやすいのかも。(←ある意味、命がけの提案)
Conclusion(まとめ)
- 今回は往路のガルーダさんのお話でしたが、復路で利用した中国東方航空さんのフライトマップ が素晴らしかったので、そちらも後日ご紹介できれば。
Link(関連サイト)
- ガルーダインドネシア航空の「機内エンターテイメント」紹介ページ。
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