- 日本からバリ島まで唯一の直行便を飛ばしているガルーダインドネシア航空さんは、1997年のアジア通貨危機の影響で経営的に厳しい状況が続き、2000年〜2010年頃には欧米から安全性に問題ありとされ、スカイチーム連合との提携が中止されたこともありました。
- その後、ガルーダさんは各種経営再建に取り組み、今ではスカイトラックス社(空港や航空会社の評価を行う専門調査会社)によって最高評価の5つ星を与えられし、さらに5年連続で「ワールド・ベスト・キャビン・クルー」を受賞するまでに復活しました。
- そんなガルーダさんが、最も特徴や差が生まれやすいサービスの一つである「機内食」においてどんなものを提供しているか、過去も含めてご紹介してみます。(あくまでも私の経験の範囲内ではありますが)
When(訪問・利用・購入時期)
- バリ島には、1999年から毎年、合計20回以上訪れていますが、ガルーダの機内食を写真とともにご紹介できるのは2002年・2014年・2015年・2018年、そして直近の2019年のみとなります。
Where(所在地)
- ほとんどが「成田 → デンパサール便」での機内食。
- 2018年のみ「デンパサール → ジャカルタ便」の機内食。
Who(同行者の有無など)
- 写真の一部に“同行者がチョイスしたメニュー”が含まれます。
Why(訪問・利用・購入目的&期待値)
- インドネシア料理は、わりと日本人の口に合うから、機内食にも多少の期待をしてしまう。
- ビジネスクラス(自腹で乗ったことは1度もなく、マイレージの特典旅行ばかり)の食事だと、さらに期待が膨らむ。
- インドネシアのビール「BINTANG(ビンタン)」が飲めるので、行きの機内からバリ気分に浸れる。
What(やったこと・体験したこと)
- ひたすら飲んで食う。以上。
How Much(消費コスト)
- LCCじゃないので、機内食は無料。
Photo(記録写真)
- 古い時代から順にご紹介します。
せっかくですから、適当な日本語訳も載せておきます。(この作業を経てもなお、これを食ったであろう当時の記憶がよみがえりません。たぶん、いたって普通の機内食だったのでしょう)
- ランチ
- インドネシアン
- ポテト&アップル サワーサラダ
- ローストチキン semurソースがけ(←“semur”とは“シチュー”という意味らしい)
- ライス 野菜ソテー添え
- パン
- オペラケーキ
- 和食
- ひじきと人参の和え物
- 日本そば
- 魚の味噌照り焼き
- ごはん 温野菜添え
- どら焼き(←これ、いいですね。憶えてませんけど)
- インドネシアン
- 到着前に
- 明治スーパーカップアイスクリーム(←経営再建後の定番アイス。昔はハーゲンダッツでした。コスト削減か…)
- 飲み物
- ワイン
- 赤:カベルネ・ソーヴィニヨン
- 白:シャルドネ
- スピリッツ(蒸留酒)
- ジョニーウォーカー 赤ラベル(←飲んだことなし)
- スミノフ ウォッカ(←飲んだことなし)
- ゴードン ドライジン(←飲んだことなし)
- ジュース
- オレンジ
- アップル
- トマト
- グアバ(←飲んだことなし)
- ビール
- ビンタン(インドネシア産の有名なビール)(←もっぱらこちら)
- アサヒ(←機内で飲んだことなし)
- 温かい飲み物
- お茶(日本茶・紅茶)
- コーヒー
- ホットチョコレート(←飲んだことなし)
- ワイン
- カフェサービス
- 「食事に合間に小腹がすいたら、ギャレーまでお越しください」とのこと。(←さすが5つ星&ワールドベストキャビンクルーです。行けばきっと何かをくれるんでしょう)
- ↑とはいえ、CAさん達の控え室でもあるギャレーのカーテンを開け「腹が減りました」と申告する勇気もなく、未体験。余ったナッツでもくれるんでしょうか。
- 「食事に合間に小腹がすいたら、ギャレーまでお越しください」とのこと。(←さすが5つ星&ワールドベストキャビンクルーです。行けばきっと何かをくれるんでしょう)
Good(イケてる点)
- エコノミークラスもビジネスクラスも、機内食はけっこう頑張っている。
- 特に、「バリ島で暴飲暴食を繰り返し、日本に帰国する便で眠りにつき、目覚めて最初に食べるビジネスクラスの和朝食(2014年)」は嬉しかった。(おそらく今でもあのクオリティは維持されているのではないかと)
- 往路便の段階でバリ島を予感させるテイストのメニューがあるのも有難い。
- 和食についてくるお菓子が楽しい。(どら焼きだったり人形焼だったり)
- ガルーダといえば、ビールはビンタン。これで決まり。
- 直近の2019年、私への配膳直前で「和食が終わりまして、洋食のみになります」となったのですが、なんとCAさんは、私に対しては「和食・洋食のどちらになさいますか?」と選択権を与えてくれました。
- エコノミークラスとはいえ「スカイチームの上級会員(エリートプラス)だったから」としか考えられません。ありがたや。
Not Good(イケてない点)
- CAさん達はずっと配膳に追われ、それが終わったかと思えば今度は奥から回収と給茶が始まるため、アルコールの追加発注がしづらい。
- そのため「このビンタンを飲み終わったら、次は白ワインかな。つまみとして、このおかずはキープしておこうかな」みたいな計画を立てても、なかなか完遂できず。
- 何よりも、カッチカチに固まったハーゲンダッツアイスクリームが恋しい。経営再建前から搭乗していた私にとっては、あれこそがガルーダの味だった。
Conclusion(まとめ)
- 現在「成田 → デンパサール便」には、私がかつてビジネスクラスを利用した際にはなかった「ファーストクラス」の席も用意されている。
- ぜひ1回乗ってみて、「えっ、メインディッシュは4種類の中から選べるんですね。悩みますね〜。2つ選んじゃダメですか? どうせなら4つ全部じゃいけませんか?」などと“ワールドベストなキャビンクルー”達に甘えてみたい。
- さらに、「ハーゲンダッツはありますか?」の質問も忘るるなかれ。
Link(関連サイト)
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