鉄塔コンクリート。【岩手県立美術館】

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鉄塔コンクリート。【岩手県立美術館】
  • 家族との岩手旅行の記録です。
  • 今回は、盛岡市にある『岩手県立美術館』です。

When(訪問・利用・購入時期)

  • 2019年8月某日。

Where(所在地)

  • 古くから栄えてきた「盛岡駅の東側(城跡がある方)」ではなく、最近集中的に開発されているっぽい「盛岡駅の西側」にあります。

Who(同行者の動きなど)

  • 家族(年老いた両親など)は、「足腰が弱って、歩き回るのがしんどいから」ということで近所の喫茶店で涼んでおいてもらい、私だけが訪問。

Why(訪問・利用・購入目的&期待値)

  • 地元の人(観光業従事者)に「コンクリート打ちっ放しの変わった建築、かっこいい建築を教えて」と尋ねて真っ先に教えられた建物なので、建築好きとしては一応見ておきたい。
  • もし面白い企画展をやっていたら、ついでに覗いてみたい。
    • 地元の美術家(萬鐵五郎松本竣介舟越保武ら)の作品の常設展示もあるそうですけど、ごめんなさい、どなたも存じ上げません…)

What(やったこと・体験したこと)

  • 到着後、企画展をチェック。訪問日にやっていたのは「ホキ美術館展」。
  • 「日本初の写実絵画専門美術館の所蔵作品を展示している」とのことながら、「写実・具象」より「印象・抽象」のほうが好きなので、スルーすることに。
  • 常設展示にもさほど興味が湧かなかったので、入館料不要のパブリックエリア、ならびに美術館の建物の見学だけにとどめる。

How Much(消費コスト)

  • コストゼロ。
    • 通常は「常設展のみ:410円(一般)」。
    • 企画展観覧料は内容により変動。ただし企画展観覧券があれば常設展も観覧可能

Photo(記録写真)

  • パブリックエリアは写真撮影OKとのことなので、遠慮なく撮らせていただきました。
駐車場側からの外観。
ゆるやかにカーブしたコンクリート打ちっ放しの建物。そして真夏の青空。美しいですね。
駐車場と建物の間に立っている案内板
敷地案内図のほか、常設展・企画展のポスターが掲示されてます。
コンクリート打ちっ放しの壁に美術館のシンボルマークが。
制作は福田繁雄。この人は存じ上げてます。お母上の郷里が岩手だったとか。
コンクリートむき出しの外壁に囲まれた西玄関
駐車場から来ると、この西玄関から入館することになります。
エントランスホールの先には、もうひとつ玄関(東玄関?)が。
エントランスホールに入ると、左横にはレストランがありまして…。
なんと、飲食物の持ち込みOK
「休憩だけは困るけど、持ち込んだ物を飲み食いしてもいいよ。注文しなくてもいいよ」ということです。
出血しすぎて失血死するんじゃないかというぐらいのサービスぶり。
エントランスホールを抜け、向かい側の玄関(東玄関?)を出たところ。
カーブする建物。カッコいい。
カーブするコンクリート。美しい。
看板の大きさをみると、実はこちらがメインエントランスなのかも。
今回の「写実絵画」展の代表作なのでしょう。
確かに、まるで写真のようです。
もう一度館内に入ってグランド・ギャラリーへ。
企画展入口はこちら。
裏側に、またもや写実的な作品の写真が。
どうやら虫のようです。
まさか原寸大の虫ではないと信じたいですが、この写実絵画のサイズぐらいは知りたいところです。
『オオコノハムシ』と写真を撮ろう」という案内板を写真に撮った!
オオコノハムシを接写。なんという緻密さ。
写実絵画、おそるべし。
後ずさりをしてオオコノハムシとはお別れ。
そこで「回れ右」をしてグランド・ギャラリー全景を撮影。
奥には2階への階段が。いい空間だと思います。
今日はミニコンサートもあるんですね。
この場所でやるということは無料なのでしょう。太っ腹。
グランド・ギャラリーの左側にあるラウンジ
「東玄関」側に広がる公園の芝生と築山が一望できます。
そして、正面にはなぜか送電線の鉄塔。気になる…。
気を取り直して、グランド・ギャラリー2階へと向かいます。
コンクリートの贅沢な階段空間。
突き当たりの格子状の壁。美術館っぽいですね。
「回れ右」をすると、こんな感じ。
右側が上ってきた階段で、左側は2階展示スペースへ続く通路。
通路の突き当たりには、堀江尚志(1897年〜1935年)の『少女座像』。1924年の制作。
こんにちは。初めまして。
2階の廊下をずっと進み、こんな感じの所から1階に下ります。
下りる前に、右側の窓から外を覗くと…。
岩手県の最高峰、岩手山が一望。
この辺、開発が進む前は(わりと近年まで)田畑が広がっていたんでしょうね。
で、1階に戻って再びラウンジで休憩。
すると、目の前に、またあの鉄塔が。窓枠と重ねて撮影しても隠しきれません。
なんか、無粋な鉄塔なんですよねぇ…。
実はこの鉄塔、駐車場側から歩いてきた時からずっと気になっておりました。
何気なく撮ると、このように映り込みますから。(建物左端に注目)
左側に見えた鉄塔を避けてアングルを右に振っても、今度は右側に鉄塔の先端が見えてきてしまいます。
駐車場に戻る途中には、普通の電柱&電線もあるため…。
駐車場から美術館を眺めると、「高圧送電線&鉄塔」と「電線&電柱」による競演状態になります。

Good(イケてる点)

  • ゆるやかにカーブを描く、コンクリート素材を前面に押し出した美しい建物。
  • 飲食物を持ち込める画期的なレストラン。(そうでもしないと、平日とかガラガラなんでしょうかね…)

Not Good(イケてない点)

  • あの鉄塔、どうにかならなかったんでしょうか?
    • もしくは、逆に思いっきり鉄塔(と高圧送電線)と調和するような建築設計にするとか。

Conclusion(まとめ)

  • ということで、わざわざ見にくるほど“ぶっ飛んだ建築”ではないものの、別件で近くまで来たついでとか、面白そうな企画展が開催された際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
    • 鉄塔とのミスマッチを楽しむこともできますが、私は早く電線を地中に埋めちゃったほうがいいと思います。
  • なお、今年11月30日からは企画展「ジブリの大博覧会 〜ナウシカからマーニーまで〜」が開催されます。
    • 全国各地を巡回してきて、盛岡が最後の巡回地らしいので見逃した方はぜひ。

Link(関連サイト)

  • 岩手県立美術館の公式サイト。
岩手県立美術館
岩手県立美術館は、岩手県盛岡市にある美術館。2001年10月に開館し、盛岡駅の西側、盛岡市中央公園に位置し、萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武といった岩手県にゆかりのある作家の作品を中心に展示している。
  • 設計を担当した日本設計による紹介ページ。
    • ここに掲載されている“プロが撮影した全景写真”でも、鉄塔が写り込んでます。(もはや借景として公認されているとか?)
岩手県立美術館 | PROJECTS | 株式会社 日本設計
日本設計|プロジェクト  岩手県立美術館を紹介するページです。
  • 写実絵画専門のホキ美術館の公式サイト。
    • こちらもなかなかカッコいい建物です。
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