川崎の「中華 成喜」でザージャーメンと餃子を食べた。

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川崎の「中華 成喜」でザージャーメンと餃子を食べた。
  • 川崎駅の東口エリアには、“昭和の男たちのストレス発散法”と言われる「飲む・打つ・買う」すなわち、酒場などの飲食店・(公営を含む)ギャンブル施設性風俗店堀之内は全国的にも有名)がすべて揃っており、そちら方面が好きな殿方には、たまらなくディープな一大娯楽ゾーンなんだと思います。(神奈川県内唯一のApple直営店があるほどに健全な西口とは大違いです)

  • で、そんなディープな街で長年営業を続けている飲食店というのは“名店”である確率も高いわけでして、私のような「(食うついでなので)飲む・(仕事でキーボードを)打つ・(大好きなApple製品を)買う」タイプの人間にも、なかなかに魅力的で便利な街だったりもします。
    (仕事に通う東口と、Apple Storeがある西口を行き来するためにJR川崎駅の激混み自由通路を通るのが、地味に面倒ではありますが)

  • ということで、今回は“川崎で初めて餃子を扱った名店”と言われる「中華 成喜(なるき)」さんです。

場所はこの辺。

JR川崎駅からラ チッタデッラ(←シネコンもある複合商業施設)へ向かう途中の脇道にあり、駅から徒歩4〜5分ぐらいで着きます。

仕事で通うようになってから知りましたが、川崎駅周辺ってシネコンが3つもあるんですね。(ラ チッタデッラにあるチネチッタのほか、TOHOシネマズ109シネマズが揃ってます。すげーな)

で、成喜さんにおじゃましたのは8月初旬だったかと。

店の様子・食べたもの。

まずは、ラ チッタデッラに向かうチネチッタ通りから見た細い路地を撮影。この路地に成喜さんがあります。↓

再開発が進む前の川崎の残り香を感じさせるような細い路地。

入口前に到着。こうして見ると、ビル自体はそんなに古くはないようです。↓

料理の写真看板がないと、何の店か判別つきにくい外観です。

初回なので、まずはオーソドックスなところから「川崎で最初に扱った」とされる餃子をいただきます。↓

ルックスは、至って普通の焼き餃子でした。(これは2人前です)

川崎には「かわさき餃子舗の会」が推す“かわさき餃子みそ”という調味料があって、これで味変させながら食べるのもありらしいです。↓

おすすめは「餃子みそ7:酢2:ラー油1」だそうです。

肝心のお味ですが、美味しかったです。

本当に、普通に美味しかったです。

正直、餃子みそは付けても付けなくてもお好みだと思いますが、とにかく、餃子自体はオーソドックスに美味しいと思います。

それ以上の感慨は、ぶっちゃけ持てませんでした。良くも悪くもオーソドックスな美味しさというか。

「餃子はシンプルなヤツが一番。変わり種がどうしたとか、バカみたいにハネ付き部分を肥大化させたりとか、そんなのは邪道!」という方々にはオススメです。

 

で、私が餃子以上に感動したのは、同時に注文した「ザージャー麺(←メニュー上ではメンもカタカナ表記)」でした。

おそらく、漢字で「炸醤麺」と書き、コンビニとかでは「ジャージャー麺」と呼ばれるあの麺料理の一種なんだと思います。

肉味噌がたっぷり載った外見も、いわゆるジャージャー麺と同じでしたし。↓

中華スープ付き。

まず、この中華スープが美味しかった。。。

きっと、このスープを使った普通のラーメンもうまいんだと思います。↓

普通なのに美味しいのは餃子同様なんですが、なぜか餃子以上に感動。笑

で、メインのザージャー麺は、「何だこれ? これがジャージャー麺の一種なわけ? けっこう味が違うじゃん! しかも全然こっちのほうがうまいじゃん!」っつうぐらい美味しかったです。↓

川崎の「中華 成喜」でザージャーメンと餃子を食べた。
写真見るだけで、あの日の肉味噌の味を思い出してヨダレが出ます。

温かい肉味噌は、一般的なジャージャー麺のような“パンチのある甘じょっぱさ”ではなく、もっとマイルドで、オイリーなコクもあり、なのに全然しつこくないという、非常に奥深くて不思議な味わいでした。

たぶん、材料として使われているシイタケがいい役割を果たしているんじゃないかと思います。(違う食材だったらごめんなさい。なんせ食材はすべて刻まれていたもので。笑)

普通のジャージャー麺の肉味噌は、付け合わせのネギとかキュウリと絡めても、ちょっと単調なしょっぱさだけが際立ち、「これじゃ、もろきゅうだろ?」みたいに感じたりすることがあるんですが、成喜さんのこの肉味噌は、麺はもちろん「絡んだ食材全て(たとえ生の野菜であっても)をメインディッシュに変える力」があるんじゃないかとさえ感じます。

白いご飯にこれをかければザージャー飯に進化するのは当然。

さらに、スライスされた生のキュウリとネギだけが器にてんこ盛りになっていたとしても、この肉味噌をかければあら不思議。ヘルシーだけれどボリュームのあるザージャーサラダの出来上がり。

奥様の食卓にも1瓶いかが? みたいな。

とにかく、この肉味噌というかザージャー味噌というか、材料もレシピもよく分かりませんが、ちょっと虜になっちゃいました。いやー、奥深い。
(個人的には「かわさき餃子みそ」よりも断然こちらを推します)

 

奥深いついでで余談を1つ。

店内で拝借したトイレに「ホール係急募」の貼り紙がありました。↓

「一見するといたって普通」なのは、成喜さんの餃子とか中華スープと同じです。

ところが、よくよく読んでみると「時給は面接の時に伝えるよ(電話では言わないからね)。それから、明朗で素直な人じゃないとダメだからね」と、実に強気な条件が提示されておりました。↓

そりゃ、「明朗で素直な方」がいいに決まってるんですけどね〜。

私は手を洗いながら「これほどまで店にだけ都合のいい(一方的な)条件で面接に臨む応募者なんているのか?」と疑問を抱きましたが、店内には実際「白のブラウス・黒のパンツ」を着用した数人の女性スタッフさんがいそいそと動き、しかも大変礼儀正しく、機転を利かせながら接客していらっしゃるのを見て、この街の労働事情・求人環境・人材特性の奥深さを実感させてもらった次第です。

成喜さんのザージャー肉味噌の奥深さにも通じますね。(←通じねーよ)。

まとめ。

求人募集内容はともかく、普通に美味しい焼き餃子も、「何だこれ?」な美味しさのザージャー麺も、どちらもオススメいたします。

私自身、これからもリピートしながら、別の料理もぜひ味わってみたいと思います。

 

  • これまた余談ですが、岩手の盛岡市には「じゃじゃ麺」という名物料理がありますが、以前旅行した際には食べずじまいで終わってしまいました。
  • いつか食べ比べてみたいものです。

Link(関連サイト)

  • 中華 成喜」さんの公式サイト。↓
    (ただし2021年8月27日現在、Safariでアクセスしようとすると「サイトのSSL証明書の有効期限切れてるよ」という警告表示が出てきます。アクセスするかどうかは各自ご判断ください。私は控えました)
中華 川崎 宴会 中華成喜
川崎駅から徒歩5分にある中華成喜は川崎で餃子を扱った初めての本格中華専門店です。JR川崎駅・京急川崎駅のほど近くに中華料理店をかまえ、60年間変わらぬ味で、各種宴会など随時受け付けております。
  • かわさき餃子舗の会」の公式サイト。↓
    (かわさき餃子みその紹介や、会員店舗一覧内には成喜さんの紹介ページも)
トップページ | かわさき餃子舗の会ウェブサイト
「かわさき餃子みそ」でお馴染みのかわさき餃子舗の会 公式Webサイトです。

 

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