3度目の万博記念公園訪問【2:太陽の塔・内部見学】

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3度目の万博記念公園訪問【2:太陽の塔・内部見学】
  • 2024年5月中旬、大阪方面に行く機会があったので、3度目の万博記念公園太陽の塔)の見学をしてきました。

  • 今回は、いよいよ太陽の塔の体内に入ります。

  • 価格などの情報は、すべて2024年5月時点のものです。

場所はこの辺

最寄駅は大阪モノレール万博記念公園駅で、改札を出てから公園のゲートまで10分ぐらい歩きます。

太陽の塔の中は200段ぐらいの階段がありますので、履きなれたスニーカーで行きましょう。

過去記事

以下は、「撮影機材の落下の恐れのない塔内部1階部分に限り、写真や動画の撮影が可能」となったのを機に、2020年2月に内部潜入してきた時の記事です。

 

塔の内部探訪」記事。↓

『太陽の塔』内部探訪。(通常撮影可能エリア編)
『太陽の塔』内部探訪。(通常撮影可能エリア編)
過去回で「『太陽の塔』内部(上層階)でも試験的に写真撮影サービス(有料)が始まっていた」という記事を投稿しましたが、今回はその続編です。「2018年12月20日から撮影機材の落下の恐れのない塔内部1階部分に限り、写真や動画の撮影が可能」とな...

訪れてみたら、期間限定で内部上層階に有料フォトスポットが設置されていてラッキー」的な記事。↓

『太陽の塔』内部での写真撮影範囲が試験的に拡大中!
『太陽の塔』内部での写真撮影範囲が試験的に拡大中!
1970年に開催された大阪万博から今年でちょうど50年。太陽の塔も50歳を迎えることとなりました。万博会期中こそ展示空間の一部として公開されていた塔の内部は、その後ずっと閉鎖・非公開となっていましたが、2018年に再生され、常設の展示空間と...

 

そして今回。

2023年3月から始まった「太陽の塔1階部分に限らず、塔内すべての見学ルートで安全に撮影できるよう、塔内撮影専用スマホケース(ストラップ付き)をレンタルするよ」サービスを活用して写真を撮りに向かった次第です。
(そもそも、このサービスを知らなければ今回の再訪自体はなかったと思います)

太陽の塔の内部(写真など)

ではさっそく、塔内への入口から。↓
(太陽の塔の背面地下にあります)

2018年3月の再公開のタイミングで復元された「地底の太陽」。↓
(これで、地上にある3つと合わせ、1970年当時の“4つの顔”がコンプリートしたことになります)

万博当時の映像演出を再現してくれています。動画でどうぞ。↓

塔内の最下層部。「生命の樹」の根本にあたります。↓

原生類時代を表現。↓
上層部に進むに連れて、生命の進化の歴史を追体験できる仕掛けです。

最下層部から上層部を見上げてみたところ。いやー、すごい世界観。↓

過去の写真撮影は、ここまででした。
以下は、今回の「専用スマホケースレンタル」によって初めて撮影が実現した上層部の映像です。

 
まずは階段を昇り始めたあたり。↓

クラゲ。リアル。↓

最下層部を見下ろしてみました。↓

万博当時は数台のエスカレーターを乗り継いで最上階へと進んだそうですが、再生修復時にエスカレーターはすべて撤去され、階段で上がるスタイルになってます。↓

壁の赤い鱗のようなものは、音響板とのこと。↓

音響板のアップ。↓
修復時、耐震性向上のために塔の内壁を厚くする必要があり、その関係でこれらの音響版はいったん全部はずされたそうです。

そうこうするうちに魚類・両生類の時代になりました。↓

専用スマホケースに入れれば自由に撮影可能ですが、「歩きながらの撮影はNG」とのこと。そりゃそうですよね。↓

で、はちゅう類時代へ。↓

見上げると、各種恐竜群が。↓

大迫力のブロントザウルス。↓
これらの生物模型は、「作り直したもの」「修復したもの」「あえて当時のまま(壊れたまま)のもの」が混在しています。

下を覗き込んで撮影。↓
まさに生命進化の樹形図を立体化した展示だったわけですね。

まもなく哺乳類。↓

2300万年前〜。

ケモノたちを見ながら、進化は続く。↓

そして最上階へ。↓

最後の階段の途中で、頭部が壊れたゴリラと目が合いました。↓
万博当時はモーター仕掛けで頭とかが動いていたらしい。

今のところ樹形図の「頂点」に君臨しているヒト。↓

我がもの顔の類人猿。↓

チンパンジー。↓

うねうね光る「太陽の空間」に向かって伸び続ける生命の樹。↓
岡本太郎に「人間よ、奢るなかれ」と叱られているかのようです。

3度目の万博記念公園訪問【2:太陽の塔・内部見学】

最上部の「太陽の空間」を動画でどうぞ。↓

最上階(現代)から最下層部(原生類時代)までを見下ろしたところ、荘厳。↓

太陽の塔、左腕の中。↓
大屋根(空中回廊)へとつながる非常階段が設置されたままになってます。

同じく左腕を別アングルで。↓
照明は、絶えず変化しています。

こちらは右腕。↓
万博当時、この腕は大屋根(空中回廊)へ続く出口を兼ねていて、手前から奥へと昇っていくエスカレーターが設置されてました。何という発想。。。

同じく右腕。幻想的。↓

最上部まで見終わったら、傍にある普通の階段室から降りていきます。↓
一気に日常へ。
この階段室の隣にはエレベーターもあったりと、太陽の塔の体内にはいろんな設備が満載でした。

数段ほど降りてから振り返ったところ。↓
最上階は11階だったようです。

各階の踊り場も、展示空間になってました。↓
芸術は呪術である。」だそうです。うーん、深い。

太陽の塔ができるまでのストーリー展示。↓

構想段階の記録。↓
剥き出しの「生命の樹」が興味深い。

万博当時の展示の様子。↓

地下の展示空間。オリジナルの「地底の太陽」が見えてます。↓

再生までの記録も。↓

生命の樹が生えててワチャワチャしてる塔内空間に、間隙を縫うように足場を組み、生物模型をはずしたり、壁を厚くするなどの修復作業をしたことがわかります。↓

「地底の太陽」修復の様子。↓

再生公開に合わせて制定されたロゴマーク。↓

ということで、塔の外へ。↓
この中が、あんな展示空間になっているとは、外からじゃ想像もつきません。

感想。

塔内見学は2度目だったのですが、前回(2020年2月)は公開開始から日も浅く、来場者が多かったせいか、十数人のグループを組まされ、ガイドさんから説明を受けながら進んでいく「ガイドツアー」の形式が取られていました。

そして現在でも前回同様に予約時間が30分刻みで設定されていたので、ガイドツアーが継続されているのだろうと思っていたところ、受付の済んだ人から五月雨式に(自分のペースで)進んでいくスタイルに変わっており、写真撮影をしたい人にとってはむしろ好都合だと思います。
(私も10分以上早く到着したのですが、見学を開始させてもらえました)

いずれにせよ、太陽の塔をしっかり再生させ、見学方法を適宜改善してくださる万博記念公園関係者の皆様には、心から御礼申し上げます。

次回に続きます。

  • 万博記念公園さんの公式サイト。↓
万博記念公園
1970年に開催された日本万国博覧会、当時の先端技術を駆使して建てられたパビリオンが林立する未来都市空間。さまざまな樹木や草花を植え、太陽の塔を中心に、自然の森、そして新たな緑の公園として再生しました。
  • 太陽の塔さんの公式サイト。↓
    入館の事前予約もこちらからどうぞ。
トップページ | 「太陽の塔」オフィシャルサイト
「太陽の塔」オフィシャルサイト - トップページ - 2018年(平成30年)「太陽の塔 内部再生」事業では塔の耐震工事の実施とあわせて、「生命の樹の生物群」や「地底の太陽」とともに復元し、平成30年3月に一般公開を開始しました。
  • 内部再生前の太陽の塔360°映像。↓
太陽の塔
  • 日本工業大学さんの生徒さんが卒業研究で制作した太陽の塔のVR動画。↓
    「生命の樹」のほか、万博当時の地下空間なども具現化されてます。すばらしい。

 

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