場所はここ。
私の好きなNHKホール。ちなみに、今年の紅白歌合戦の観覧に冷やかし半分で申し込んでみたのですが、見事に落選しました。w
現地の状況&感想。
詳細なセットリストならびに公演の模様については、ぜひこちらのファンサイトをご覧ください。↓
(同行者から「他人のサイトに頼るな」と叱られたりしてますが、こちら以上の充実した内容は私には書けませんので。。)
ということで、私は“落ち穂拾い”のような、どーでもいい感想のみお伝えしてみます。
改修したNHKホールの「どこが変わったの?」感は、矢野さんも感じていた。笑
改修完了から程なくして、私は既に別のイベントで訪れており、その時に「ん? どこが改修されたの? 全然分からん…」と感じたんですが、矢野さんも同様だったご様子。
MCで「よくよく見れば、あぁ、あそことか? って分かるぐらいよね。どうせなら客席のシートを直して欲しかったです」とおっしゃっていましたが、もっとシートピッチを広げたほうがいいということなんでしょうかね。(ちなみに、私はそんなに狭いと感じたことはないです)
ファン層が変化した?
これには二つの意味がありまして、ひとつは「もしかして初めて矢野さんのライブにいらっしゃった方が少なくないのかも?」という点です。
通常は、どんなに激しい曲調でも静かな曲でも、「終奏の余韻が完全に途切れるのを待ってから万雷の拍手」というのがデフォルトなのですが(おそらく最後の1音まで聞き逃したくないというファン心理なんだと思います)、今回はシンバルもピアノもベースもギターも減衰し切る途中で(耐えきれず?)拍手なさる方々がそれなりの数でいらっしゃったような気がします。まぁ、それが普通のライブなんでしょうが、ちょっと新鮮でした。
二点目は、「自分も含め、改めてファンの高齢化を実感した」ということです。
「今さら? 矢野さん自体デビューしてもうすぐ50年経つんだし、そりゃそうなるでしょ」って話ですが、1階客席の最後部から開演前後のオーディエンスの後ろ姿を眺めていると、座り姿勢とか頭髪の色・密度とか服装の色調とか、あらゆるものが「シニア層だよね」な空気を醸し出していたように感じました。
もちろん、それ自体に良いも悪いもないんですが、矢野さんが引用ツイートされていた「2005年(17年前)の、同じNHKホールでのさとがえるコンサートに、忌野清志郎さんがゲスト出演した時の観客の歓声」の大きさと若々しさを聴いて、「今なお矢野本人は全然若々しいのに、このまま歳とっていいのか、自分?」とさすがに反省させられてしまいました。
17年前のさとがえるコンサートはこんなんでした。 https://t.co/53xYJIZ7fZ
— 矢野顕子 Akiko Yano (@Yano_Akiko) December 11, 2022
ちょこっと空席が目立った。
これは「ファン層の高齢化」とも絡む話かもしれませんし、「パンデミック禍で、リモートライブ中継で鑑賞してたら、なんかそれで良くなっちゃった。今回はライブ配信ないけど、あらためて渋谷まで行くのも、ちょっと億劫かもなぁ」的な心理も働いたりしてるのではないかなど、色々と妄想が膨らみました。
今日13日は大阪公演ですし、愛知と福岡はこれからですので、お近くの方はぜひ足を運んでみてはどうでしょう。素晴らしいライブですから、後悔しません。(あ、忌野清志郎さんのゲスト出演はありません)
矢野さんがSNSを気にしてるのが気になる。。。
矢野さんがMC中に、たわいもない冗談を言った後に「あ、これ、書かないで下さいね 笑」とおっしゃったシーンが数回あり、ちょっと不思議な気がしました。
商業メディアにレビュー記事を書く音楽ライターさんに向けて言ったとは考えにくいので、ほぼ確実にSNS対策なんだろうと思われます。
私自身はSNS事情に詳しくないので、何か配慮(用心?)すべき懸念事項があるのか、あるいは主催者サイドから何らかの(汎用的な)お達しがあったのか、よく分かりませんし、あえて調べようとも思っていません。
ただ、「矢野さんのコンサートのMCですら、そんな配慮をしなきゃいけなくなったのかぁ。ライブって、古き良きクローズなファンの集いじゃなくなってきちゃったってことかぁ…」という感慨に襲われてしまい、いささか寂しくなったのも事実です。
まぁ、「ライブ公演だってれっきとした商行為なんだから、ちゃんとしろ。炎上するようなこと言うな、変なことするな」と言われたら確かにその通りなんですけど、少なくとも今回のMCで矢野さんが「書かないでね」とおっしゃった部分に炎上するような要素があったとは私には全く思えませんし、なんだかなぁ…って感じです。
(「ほら、こんな話、どうってことないでしょ?」と、ここで再現して確認するわけにもいきませんので、このへんでやめときます)
ということで、来年も来られますように。楽しかったです。
記録写真。
以下、思い出の写真などを。
まずはNHKホール前の「本日のお品書き」。↓
以前も書きましたが、12月のNHKホールにおいて、矢野さんと葉加瀬太郎さんが優遇されている感、すごいです。笑↓
NHKホールの外観。奥の局舎は数年かけて建て替えられる予定。↓
(ホールのほうは、外観含め、ホントに改修の気配がしない…)
かつてNHK放送センター内にあった岡本太郎さんのレリーフ壁画が、センター建て替えに伴いNHKホールへお引越ししてきました。素晴らしい。↓
作品名は「天に舞う」。もともとはNHK物故職員を慰霊する目的で制作を依頼されたそうです。↓
このレリーフの大きさが伝わるアングルから。大迫力。↓
(NHKの物故職員がちょっと羨ましい…)
終演。ホールの外ではイルミネーションが満開。↓
年末恒例の「青の洞窟 SHIBUYA」というイルミネーションイベントですね。↓
(一昨年はコロナ禍により中止されてました)
日付がなぜか1日前倒しに。↓
(それにしても、ブルーが強すぎて我ながら上手く撮れてないですね…)
Link(関連サイト)
- 矢野顕子さんの公式サイト。↓
- 矢野顕子さんのライブ関連グッズが購入できるSMA公式オンラインショップ「ROCKET EXPRESS」サイトのページ。↓
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